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第115回 学園のこれからを考える全学教研

2019年9月7日

 今回は、先月29日に行われた「第9回全学教研」についてご紹介します。

 湘南学園は幼稚園・小学校・中学高校を併せ持ち、最長で15年間にわたる学園生の成長に関われる、という貴重な条件に恵まれた総合学園です。

 幼稚園・小学校・中高の各パートの教員がほとんど参加して、教育実践を交流したり、新たな教育の視点を深めて今後の教育課題を探求する機会を設けたい。そうした願いから、年に一度、全学的な「教育研究集会」の8月開催を中心に全パートの連携を進めるようになりました。

 毎年度、各パートから教員がつどって「全学教研実行委員会」が設けられ、この大切な機会を実りの多い学びの場にしようと、学園長も入って話し合いや準備が進められます。
 会場は中高ホールを中心にして、講演会や発表や語り合いが行われます。昼には学園カフェテリアで、湘南食育ラボの皆様が素敵なメニューでランチを用意して下さいます。
 

 今年度のテーマは、「学園は誰のもの?~いま子どもたちの生きづらさと向き合う~」とされました。

 広く社会では、不登校の子どもや、登校できても苦痛の大きな子どもが激増しています。学園でも教員が子どもたちと接する中で「苦しさ」や「生きづらさ」を垣間見ることは少なくありません。「学校を出るのが」「学校へ行くのが」「教室に入る」のがつらいという子どもは想像以上にいる可能性があります。
 何のために学園へ通うのか、誰のために学園は存在すべきなのか。総合学園としてすでに出来ている事、出来ない事、出来たら良い事を確認し合い、すべての学園生が安心できる場所で学べて、豊かな未来に向かえるように学び合い、語り合おうという目的で、今年の全学教研が開催されました。

 その具体的な内容については、次回の通信で紹介いたします。