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第126回 各地を襲った凄まじい台風被害

2019年10月15日

 台風19号による記録的な暴風雨はあまりにもひどく、東日本を中心にかつてないほど広範囲の諸地域で、甚大な被害が引き起こされました。

 被害の実態は底知れないほど深刻であり、全貌の把握が急がれています。そしていまも人命救助の努力が、昼夜を通して続けられています。
 被災された方々に心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早いご復旧をお祈りするばかりです。
 
 超大型台風の日本列島直撃の予報は、今回早くから発表されていました。
 鉄道の計画運休や小売店・商業施設の休業、週末イベントの中止などが事前に発表されたことは、社会全体の新しい防災の努力を示す対応でした。
 台風19号の襲来により、「24時間降水量の観測記録」が多数の地点で更新され、13もの都県で「大雨特別警報」が出されたことも異常事態でした。

 そして全国的な大河も含む多数の河川が氾濫しました。堤防を越え、決壊させた濁流により広範な住宅地が浸水し、一帯がほぼ水没する地域もありました。各地で報道された残酷な光景に心が痛むばかりでした。停電や断水も続いて、台風15号の被災地も更に追い打ちをかけられました。
 
 神奈川県内でも記録的な大雨が記録され、多数の市町村で避難勧告や避難指示が出されました。避難所は33市町村、実に計861か所で開設されました。県内全域で設置された避難所の一覧はテレビでも確認できました。

 湘南学園も地域の避難所に指定され、多数の地域住民の方々が学園へお越しになられました。こちらで一晩を越された方々もおられました。
 これまで周辺自治会の方々や藤沢市市当局の方々と防災関係の協議の場を重ねておりましたが、今回の推移の振り返りがこれからの機会に生かされることも大切になります。
 
 学園生と保護者のご家庭や、卒業生や学園関係者のご家庭の中には、今回大きな被害にあわれた方々もおられるものと思われます。どうか一日も早く平穏なご家庭の生活が回復されますよう、心からお祈り申し上げます。