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第148回 音楽会と合唱コンクール

2020年1月15日

 湘南学園生は、幼稚園~小学校~中学高校と、仲間と共に歌う機会を重ねていきます。その中でコーラスの楽しさや醍醐味を体験していきます。
 
 小学校の音楽会は例年11月に行われます。今年度は藤沢市民会館大ホールで実施されました。お子様の晴れ舞台を鑑賞されようと実に大勢の皆様が来場されました。サッと立って全員が歌い出す開始はいつもながら感動的でした。

 学園小学生は、低学年から正しい発声法を学び、伸び伸びと透明感のある歌声が身につきます。歌心を大事にして、学年・全校合唱の手応えを重ねます。明るく伸びやかで表情の豊かなことは特筆されます。一年生から大きな舞台に立ち、会場満員の観客を前に本番でも堂々と歌い切れるようになるのです。

 2年生~3年生~4年生が前半、1年生~5年生~6年生が後半です。低学年では担任の先生がクラスの指揮をする様子が新鮮です。歌い出す前の笑顔のキャッチボールに気づくこともあります。4年生の3クラス合同音楽劇は圧巻でした。歌や踊りに特に優れたリーダー達と学年みんなで舞台を創り上げる協力ぶりに感動します。高学年では強弱のメリハリや指揮と伴奏の工夫などコーラスの上達ぶりに驚かされます。神私小音楽会に参加した有志児童のコーラスを再び聴けることも大きな楽しみです。

 フィナーレは、6年生を中心に5年生までの後輩達が向き合って築く多彩なステージです。最後の全校合唱『いのちの歌』には特に感動がこみあげ、最高の選曲と感じました。またの機会にぜひとも聴かせていただきたいです。
 PTAの委員の方々には毎回会場整理のお手伝いをしていただいています。心からお礼を申し上げます。小学校音楽祭は本当に感動的な全校行事です。
 
 今月の24日には、同じく藤沢市民会館大ホールで中高の合唱コンクールが行われます。高校の部は午前中、中学の部は午後にそれぞれコンクール形式で実施されます。体育祭や学園祭と同様、中高生が実行委員会主体で企画を準備し、細かな進行まで自分達で計画し運営します。一年間苦楽を共にしてきたクラスメイトが、男女の協力を軸に力を合わせてクラスの混声合唱をみがき、会場いっぱいに披露する意義ある全校行事です。

 学園小出身の中高生は、同様の舞台で今度はコンクールに挑みます。小学校音楽会に出演した6年間の経験は、新たなスタイルと目標のもとに生かされます。音楽会の思い出も踏まえて、新しいクラスメイトと頑張ろうとする姿勢があります、歌うことが好きでない子や苦手な子にも働きかけて創り上げる苦労と達成感は合唱コンの大切なところです。

 肝心の選曲、指揮やピアノ等の担当を各クラスで決めます。年明けの今月は毎日が勝負になり、「朝練」や「放課後練習」が広がります。

 今週から連日放課後に、湘南学園全体の様々な場所をお借りして、実行委員会による練習ローテーションが組まれています。音響や配置や入退場を確認しながら、20分ずつ3コマか30分ずつ2コマで練習時間帯が組まれるのです。
 教室以外の練習場所として、中高音楽室、中高ホール、サブアリーナ、小学校5年生・4年生の6教室、幼稚園年長組・年中組の4教室をお借りします。

 小学校や幼稚園にも毎年ご協力を頂いています。移動時の注意事項や用具使用のマナーに気をつけ、挨拶と感謝を忘れずに行動するよう指示しています。 
 学園幼稚園や小学校から内部進学した中高生にとっては、懐かしい場所での練習となり、想い出の中で仲間をリードしてくれることでしょう。