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第159回 中高生「餅つき」&「チョコプロ」

2020年2月22日

 先週土曜日の放課後、湘南学園カフェテリアの前には、中高生たちの長蛇の列ができました。本当に大勢並んで何やら期待のみんなの笑顔と、カフェテリア内外のあちこちで担当メンバー達のいそがしそうな準備の様子。

 2年ぶりに開催された、中高生徒会による「もちつき」でした!年間で実施が決まっている生徒会行事の他にも、季節感のある楽しいイベントを時には生徒主体で実行してみようという伝統の一環です。
 クラス委員会の有志が発案して実現した今回は、中3女子のクラス委員が最初に提案したそうです。今回はこの様子を中心に紹介いたします。
 
 蒸し上がったもち米を臼に入れ、まず念入りにつぶしてこねて、いよいよペッタンペッタン。杵をふるうのは中1男子のクラス委員達でした。
 生徒会主任の有薗先生が丁寧な助言で付き添い、高2リーダーの一人である遠藤君から、前回よりずっと来場者が増えて嬉しく、後輩の中学生の意欲が頼もしいですとの思いを聞けました。今年度いろんな場面で感じた“中学生パワーがすごい!”との思いをここでも重ねました。
 
 受付の対応も、調理も提供も中高クラス委員を中心に一生懸命進めていました。海苔と醤油の磯部餅、あんころ餅ときな粉餅。この基本・重要の3点セットはどれも美味しそうで選ぶのが困ります。つきたてを無料で食べられるこんなチャンスに参加しない手はないかと納得しながら、これだけ多数の中高生が土曜日放課後に残って集まってくれる光景に、学園中高独特の「活気と楽しさ」を改めて感じました。
 
 さらにカフェテリアの奥の方では、身近なチョコレートを通じて世界のつながりや児童労働の問題を考えて行動している「チョコプロ」のメンバー達が、前日のバレンタインデーに因んで「フェアトレードチョコ」の販売をしていました。中2の生徒達が中心で、品数の豊富さと真心こめた接客ぶりに感動しました。これも恒例のイベントとなっており、チョコプロに結集した皆さんはこれまで数々の校外イベントに参加し、広く社会の人たちに発信し、つながりを広げてきています。

 カフェテリアを運営する湘南食育ラボの方々は、土曜日のランチ出食で大忙しのなか、この日も担当生徒達の準備や作業を、要所要所でサポートして下さいました。筆者のランチはこの日ラボの「鶏肉唐揚げ定食」。抜群の美味しさに舌鼓を打ちました。
 
 こうした意欲とエネルギーを発揮する様子こそ湘南学園生の誇るべき姿であり、建学の精神を体現しているなと実感します。
 小さな場面ですが、自分達ができることを形にして、仲間とともに主体的に行動し、手応えや達成感を得るのです。学園生活を楽しみながら、この先の人生のステージに向けてじっくりと実力を培っていってもらいたいです。