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第170回 かながわSDGsパートナー

2020年4月22日

 TVニュースや新聞などを頼りに、日本と世界の情勢を知る日々です。
 遠出ができずに近隣を歩くと、モッコウバラやツツジなどが本当に美しいです。こんなに厳しい現状でも、春の訪れを改めて実感します。

 「明けない夜はない」と自分に言い聞かせ、いま出来ることをしっかりやるしかありません。一日も早く収束の方向が見えることを祈る毎日です。
 
 さて、神奈川県は、国連を中心に国際社会が掲げた「SDGs」の課題に対して、広範な協力のネットワークを広げ、とても積極的に取り組んでいる自治体です。幕末の開国以来、常に世界への窓口として役割をはたしてきた歴史のあることが留意されるでしょう。

 県内や全国の自治体と連携して大きな全国フォーラムを開催したり、SDGsの推進に関わる企業や団体などの取り組みの事例を募集・登録・発信して、全県的な提携関係を支援し、SDGsの普及促進をすすめているのです。

 湘南学園は、このたび「かながわSDGsパートナー」の第3期に登録を申請してそのパートナーに加入を認めていただいたので、今回はそのことをご紹介いたします。
 
 今回の登録は「学校法人湘南学園」として行い、SDGs事業の目的として「総合学園の環境を生かして持続可能な社会の担い手を育てる」という目標をお示ししました。活動内容の概要としては次のようにご紹介しています。

 <ユネスコスクール認定の中学高校と、エコスクール認定の小学校を中心に、幼小中高の一貫教育でSDGsに繋がるテーマ学習を展開している。生態系の維持、海洋などの環境保全、食糧危機と暮らし、地域活性化や被災地支援など身近なテーマから視野を広げ、子どもの主体性を大切に取り組んでいる。>

 申請にあたっては、これまで学校現場で先生方や学園生たちが、またPTAを始めチーム湘南学園諸団体のご支援を受けて取り組まれてきた数々の教育実践やイベント、プロジェクトなどを全て尊重し、その包括的なご紹介も企図してまとめるようにいたしました。
 学校法人湘南学園ホームページの「SDGs 湘南学園の取り組み」のバナーを、ぜひお開きになってご覧いただくとありがたいです。
 
 実は、もうひとつとても大きな朗報があります。

 湘南学園のカフェテリアを拠点に、学園生や関係者への日々のランチやお弁当のご提供と、全学的な食育の推進、年間を通した多彩なイベントや関係者の交流などでお世話になっている「湘南食育ラボ」様も、「かながわSDGsパートナー」に登録を申請してこのたび加入されたのです!

 NPO法人として、一貫してSDGの推進を課題とされてこられました。一例として、「SDGsアクションブックかながわ」において学園中高生の取材を受けて下さった時の特集記事は、広範な方々のご注目を受けました。
 
 今期の募集を経て、全体では263の「パートナー登録者」が神奈川県内におられることになりました。検索していただけると明らかですが、学校法人としての登録者は少なく、幼小中高を持つ総合学園としては本学園が最初の登録になりました。

 さらに「学校法人湘南学園」と「特定非営利活動法人湘南食育ラボ」が同時に加入をはたしたことは、特筆すべき名誉なことです。もともと同じ土台に立脚する両法人の連携に、未来を拓く使命があることを再確認させてくれます。

 まず何よりも湘南学園生の成長と挑戦をそろって支援する、両法人の協力やコラボを大切にしてこれからも進んでいけたらと願っています。
 
 次回の通信は5月13日を予定しています。不自由な日々が続くなか、皆様くれぐれもお身体を大事になさってください。