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第183回 学園生もコロナ対応で話し合い

2020年9月2日

 早くも9月を迎えました。残暑も少しゆるくなりましたが、コロナ禍とともに油断はできません。夏バテにまけずに健康を守り、秋の訪れ(ずっと先か?)もゆっくり待ちたいと思います。
 今回は、制約の多い今年度の中で、学校行事に向き合い話し合う学園生の様子を、少しでも紹介したいと考えました。
 
 中高では、5月に実施できなかった「体育祭」について、何とか実現したいと実行委員の諸君を中心に懸命に取り組んできました。8月初めの生徒総会は各教室をオンラインで結び、実行委員会と総務委員会で知恵をしぼって練り上げた実施案が説明されました。
 一定の規模縮小を前提に、感染防止に十分配慮しながらどんなプログラムを組み立てられるのか、設営の細部まで検討を重ねて今月末実施のプランをまとめ、学校側に要望書を提示してくれたのです。
 例年とは違うけれど、苦労の多い分さらに楽しく想い出深い体育祭を全員の協力で実現しよう!というリーダー達のメッセージが感動的でした。中高生自身からもコロナ対応を話し合い、行事の具体化で主体性を発揮する姿に心をうたれました。
 
 小学校でも、来月の「たいいく表現まつり」に向けて、6年生のリーダーの児童達を中心に、制約の多い今年の実施に向けた話し合いがされています。児童会種目や色別の応援をどう進めるか、各委員会の運営についても工夫します。
 そしてこれらのテーマについて、縦割りの「なかよしタイム」の集会で、下級生のメンバー達に丁寧に説明し、みんなの団結をはかっています。こうした体験を重ねた諸君は、中高に進学すると更に仲間とともに大きなチャレンジをするのです。
 
 幼稚園でも、大きな行事や園外保育を前に、様々な安心・安全対策が必要なことまで、園児達にありのままの状況を伝えます。様々な制約が出てくる中でも子ども達が主体となって「いま自分達に出来ることを共に考え、話し合う時間」を大切にしていきます。そのことが『幼稚園だより』にも掲載されていました。教職員も子ども達の思いを受けとめ、少しでも実現できるように努めているのです。
 
 幼小中高を通して一貫した教育の願いについて、ここでも確認することができます。