足元からの学びを

2015年12月11日

足元からの学びを
~子どもと自然学会第23回全国研究大会
             in湘南学園小学校~

 先日湘南学園小学校において、子どもと自然学会の全国大会が2日間の日程で開催されました。大会テーマは「小学校における子どもと自然」におかれ、シンポジウムテーマとして「何をめざし、何ができ子どもはどう成長したのか」を加えて、小学校の実践研究から学ぶとしました。シンポジウムの他に、なんと33本もの報告が用意されていたのが印象的でした。

 湘南学園小学校は、エコスクール継続認定をうけている学校です。日々エコスクール委員会を中心に、子どもたちは小さな足元からの環境問題改善につながる取り組みを積み重ねているのです。そうした背景も手伝い、この大会は準備の段階から湘南学園小学校の教員も参加して進められました。大会初日の午前は、湘南学園小学校の研究授業、午後は双方から登壇しての実践研究のシンポジウムとなりました。この大会を契機に、教育実践の場である湘南学園小学校と研究の場である子どもと自然学会が共同研究を目指しての取り組みへと進むことができれば理想の形となりましょう。

 今回湘南学園小学校側の発表内容は3年生・4年生の「総合学習」に係ります。2014年度の3年生の宿泊学習「海の学校」、それを体験した2015年度4年生の「山の学校」。海そして川(水)の学習を体系的に学び考え、水と水の生態を含めた自然環境学の学びから発表しました。地元の「江ノ島」「境川」という身近な自然を素材に学び考え体験する湘南学園小学校の「総合学習」の一端を見ていただくことができたようです。

 参加者の皆様、大変お疲れさまでした。本校の教育にいただいたフィードバックを生かして、今後もより良い活動ができるよう取り組んで参ります。