校長より挨拶

湘南学園小学校長
岩渕和信(いわぶちかずのぶ)

 湘南学園は、保護者の皆さんの願いをもとに誕生した学校です。

 学園が位置する鵠沼の地は、明治時代に別荘地として開発され、昭和初期には鵠沼を永住の地と定めて、東京から移住する方々が増えていきました。その中で「環境の良い土地で子どもを育てたい」という父母と有識者によって、1933(昭和8)年に誕生しました。

 はじめは数名の児童が集うささやかな学び舎でしたが、有志の方々のご尽力によって校舎が建築され、環境も整っていきました。現在では、幼稚園・小学校・中学校高等学校を併せ持つ、男女共学の総合学園へと発展しましたが、その来歴のままに、今でも鵠沼松が岡の閑静な住宅街の中に位置しています。

 一昨年度、創立90周年を迎えた今でも、建学の精神は受け継がれ、保護者の皆さんと教職員が力を合わせて、子どもの個性と自由を尊重する教育を実践しています。来校された多くの方々からは、「小学校の子どもたちは、明るく自由でのびのびと育っていますね。」という言葉をいただきます。

本年度は、次の学校目標を掲げました。

  学校教育目標:
  受けとりあって生きる

お互いを受けとりあって生きれば、いじめや戦争は起きません。

命をつくる「海」・・・・・・・・・誰もがリスペクトしあう命
世界をつなげる「空」・・・・・・・世界へつながるユネスコスクール
時をそだてる「森」・・・・・・・・感じて学ぶ豊かな時間
そのすべてを吹き抜ける「風」・・・アップデートしていく今

この素敵な世界を、みんなで受けとりあって、味わいましょう。

 

  あいことば:「受ノ心」

これをモットーに、以下のことを重点として以下の取り組みを行います。

(2025年度 学園事業計画より)
3) 小学校
ア 「受ノ心」を鍵として、他者や世界との主体的な関係を生きる人間を育てる。
  ⇒ 学校教育目標「受けとりあって生きる」
イ 全学ユネスコスクールの基礎となる個性豊かな初等教育を実践する。
  ⇒ 「全員で行うユネスコスクール」