方面別集会
1時間目の「方面別集会」は、高学年の6年生がリーダーの自覚をもって、1年生を教室にお迎えに行くことから始まりました。
6年生が1年生の手をつないで、方面別の教室までゆっくり移動している姿は、まるでガラス細工を触るようでした。
「方面別集会」とは、1年生から6年生まで(6才から12才まで)の子ども達が住んでいる地域ごとに集まる集会です。
「同じ方面から通う子ども達の顔を覚えること」
「同じ下校方面ごとに気をつける所はどこか確認すること」
これが一番のねらいです。
特に、「藤沢で小田急線からJRに乗り換える戸塚以遠(横浜方面)・茅ヶ崎・平塚大磯以遠のグループ」と「湘南台以遠のグループ(田園都市線乗り換え・大和相鉄乗り換え・相模大野・鶴川他)」担当の先生方の声には「必死感」があり、その声は廊下まで響いていたように思いました。
何度も何度も繰り返し伝えたり、あの手この手で色々な角度から説明をしたり、駅ごとにリーダーが紙に書いたり、黒板に全部ひらがなで書いて説明したりと、班によって手法はまちまちでした。
どのグループも1年生に「わかりやすく伝える」工夫をしていたので、低学年も先生の話やリーダーの話をよく聴いていました。
①電車が何らかのことで止まった時には、この人達で集まるよ。
②家に連絡がつかなければ、学校に連絡するんだよ。
と、熊本の地震を例に具体的に話している先生もいました。
何かの時には、6年生は1年生の手首をつかんでね。
1年生を安全に帰らせてあげることが大事だよ。
「先日配られた『防災手帳』をよく熟読、よく読むんだよ。」と力強く伝える先生の言葉に、思わず子ども達も頷いていました。
大変な思いをして「防災手帳」を作ってくださった昨年度のPTA常任の皆さま、学校は子ども達にも伝えていますよ。
ありがとうございます。