「弱み」を「強み」に変える

2016年6月14日

 「もっと学べるところにしてよ。」

 授業参観後に1人のお父様から頂いたこの言葉が響き、今日も朝から校舎内を歩いて目で確認し、私の出来ることをやっています。

 「校長先生、信じていますから…。」

 お母様方の言葉から、現実をしっかり見て、判断しなければと己に言い聞かせています。
 

 今朝の打ち合わせで、2つのことを教員に伝えました。

 1つ目は、教室環境を整えること。授業の前に、机の上に水筒やいらない物が出ているクラスがあるので、朝のHRで整えて欲しいこと。授業の前には、必ず環境整備をして欲しいこと。

 2つ目は、子どもへの言葉遣いとして、「正しい日本語を使う」ということです。
 
 実は、昨日と本日は、教育実習生3名の研究授業が続きました。各大学から指導教官が来園し、授業を参観します。授業の1時間前から校舎内を回り、先生方の授業も見てくださいました。

 大学で教員養成の学生に講義をしている指導教官から、本校を丸ごと見ていただいた上でお言葉をいただけることは、大変貴重なことです。「強み」と「弱み」が確認出来るのですから、気が引き締まる思いでした。

 第3者評価の機会と捉えて、私も勇気を出して積極的に聞くことに専念し、気づいたことを色々教えていただきました。

「クラスに入った瞬間にどんなクラスかがわかる」

「だいたい当たっていると思いますよ。」

 丸見えでした。多くの学校を回っている指導教官は目の付け所が違うと思い、すぐ納得することができました。指導教官の言葉が心に沁みて、クラスづくりとしての最も基本的なこと1・2・3…の再確認と同時に、学校づくりの1・2・3…の確認となりました。
 
 教育実習生の研究授業は、実は私たち教員の学級経営と授業の評価であることにも気づきました。「基本的な授業への心構え」としての押さえが必要で、教員皆で共有しておく必要性を感じましたので、これから「弱み」を「強み」に変化させたいと考えます。

 そして、何よりも校長先生の姿勢が大事ということも…確認しました。