郵便屋さん ごくろうさまです。

2016年10月21日

「校長先生にもお手紙届けるね。」
 この数日、子どもたちからのお手紙が校長室に届きます。2年生が中心となり、全校で郵便屋さんを行っているからです。先日、1階の昇降口・メディアセンター前にお手紙を書くコーナーが設置されました。
 
 お礼の言葉。感謝の気持ち。自分の頑張りを知らせるため。身体を気遣う言葉。そして質問。校長としての評価までありました。その中で「10/10のたいいく表現まつり、おつかれさまでした」には、心が打たれました。皆さんもお疲れ様でした。ありがとう…。
 
 2年生は、9月8日に電車に乗って「藤沢郵便局見学」に行き、ポストの中、「消印(けしいん)」を押す機械、郵便番号を自動で読み取り仕分けする機械などを見せてもらいました。見学後に、自分で宛名を書いたハガキを投函して帰ったとのことですが、今度は自分たちで郵便屋さんをする段階に入りました。1秒間に11通も仕分けすることができる機械のスピードにはかないませんが、1通1通に目を通して、お届けしてくれます。2年生の国語「お手紙」(アーノルド=ローベル作)のシーン。がまくんとかえるくん。お手紙を待つ気持ちを思い出しました。
 
「みなさんが だした ハガキを 2ねんせいが せきにんをもって おとどけします。
ポストの よこにある ハガキに だしたいひとのなまえ、クラス、ゆうびんばんごうをかいて ポストに いれて ください。
じぶんの ゆうびんばんごうと なまえも わすれずに…。」
と1年生にもわかるようにひらがなの文が続きます。
 
 色鉛筆で綺麗に塗ったハガキ、お礼文。日常なかなか言えないことがそこには書かれています。文字、イラスト、絵で伝えてくれる人もいます。「手紙の凄さ」を改めて感じました。そして何より、お手紙を手にした時の「あの温もり」は何とも言えません。
 
●こうちょう先生さま
いつも朝みおくってありがとうございます。わたしはがんばっています。わたしはいつもやすみじかんにそとにあそびにいきます。
 
●こうちょうしつ こうちょうせんせいへ「がんばってください。」
がんばっていますか。わたしたちは、おべんきょうをがんばっています。

●こうちょうせんせいへ
しごとはどうですか。みつばちぐみは、べんきょうをがんばっています。これからもべんきょうをがんばります。

●こうちょうせんせい いつもありがとう。

●いつも朝、あいさつありがとうございます。

●仕事がんばってますね。

●ぼくはなぜかようちえんのときから、かん字がよめるんですけど、それはなぜかわかりません。
 
 短い言葉にも響く言葉があります。みなさんよりお手紙をいただき、心がとても温まりました。

C:「トントン、失礼します。校長先生、お手紙です。」
T:「郵便屋さん、ありがとうございます。ご苦労様です。」

 来週もお手紙届くかな。