東日本大震災から6年 

2017年3月13日

「3,11」から6年。あの時の記憶を風化させてはいけません。

「人間は、2度死んではならない」
1度は、人が亡くなった時。そして2度目は、亡くなったその人のことを忘れてしまった時。
 
3月10日の金曜日の朝に私が話したことを掲載します。

 みなさん、おはようございます。
 6年前の2011年3月11日午後2時46分。「東日本大震災」が起こりました。地震と津波により多くの方が犠牲になりました。死者15,894名、宮城県では9,541名、岩手県では4,673名、行方不明者2,562名となっています。3月11日で6年。

 校長先生は、12月に宮城県の仙台に行きました。そこからバスで釜谷(かまや)地区、大川小学校など、震災にあった所を見てきました。多くの犠牲者を出した「東日本大震災」。流されて何も残っていない場所もありました。重苦しい現実を見て歩く中、「被災地の思いを胸に」光を与え、頑張っているある選手のお話を、未来ある子どもたちに伝えます。
・・・略。(この後については、お子様にどんな話だったか?聞いていただければと思います。)

 「仙台出身」「当時19歳の男の子」「震災その時のこと」「家族と避難所生活」「神戸でのアイスショーでの温かい拍手」「困難を乗り越えてあきらめないことの大切さ」
 
 東日本大震災は、多くの人の命を奪い、人々を絶望のどん底に突き落としました。しかし、一方で私たちに多くの教訓を残しました。人は、「その思い」、「意志を強くもち」、そして「努力を重ねれば」、金メダルさえ手にすることができるということ。どんな苦難にも諦めないことを教えてくれた羽生結弦(はにゅうゆづる)選手のお話をしました。
 
 最後に、多くの死者・犠牲者を出した東日本大震災6周年追悼式の明日(3月11日)は、学校はお休みなので、哀悼の意を表するために黙祷(もくとう)を捧げました。
 
 一昨日の2時46分は、ある学校の卒業式に出席しておりました。時間になり、全員が起立して手を合わせ1分間の黙祷をしました。手を合わせながら、生きていることと、生かされていることに気づかされました。私にできることをやっていこうと思いました。