実物を教室に持ち込む

2013年10月1日

一年生は毎年たいいく表現まつりで「エイサー」を踊るのにあわせて沖縄の勉強をしています。家にあった沖縄のものをこのように実物投影機でスクリーンに映してみんなで勉強します。私が実物を教室に持ち込むことの大切さを 考えたきっかけはフランスの教育思想家フレネからでした。フレネ教育は世界中に影響を与えていますが、学校間で各地の学校と交流し子ども達が、本物の物産や資料に触れながら学習する学校間通信の実践などでよく知られています。現在でもフランスの公教育のある割合は、フレネ学校として教育活動を進めています。もしフレネが本校の建築と教育機材を見たら狂喜したでしょう。またヘルシンキ付属小学校で、フィンランドの国語教育の第一人者メルヴィ先生(日本でもよく知られています)の授業を見る機会があったのですが、やはり実物投影機を使ったこのようなスタイルの授業でした。学力注入型の授業から脱却し、双方向的で、ナラティブな授業を追求すると、やはり国境を越えて共通の授業スタイルになっていくと改めて感じます。