ある新入生からのお手紙
～湘南学園小学校入学式～

　満開の桜花が、新入生をお迎えするなか、湘南学園小学校あげての２０１５年度入学式が先日行われました。

　６年生のお兄さん、お姉さんに優しく手をとってもらい、新入生の入場です。入場してくる新入生一人ひとりの眼は、つい先日までの幼稚園や保育園の年長さんのそれとは少し違って、面持ち少し背伸びをしての新入生のそれでした。やや緊張ぎみの新入生の気持ちを和らげるように寄り添い、心配ないよと声掛けをするなど、しっかりした６年生のケアーでした。

　学園歌を全員で歌います。

　その後、来賓の紹介・お祝いの言葉に続き、新入生の紹介、子どもたちからの歓迎の言葉（コール）そして歌へ。入学式が終わり、退場する新入生は、緊張感もとれ、お兄さん、お姉さんと共に各クラスへと向かいました。

　そんな時、一人の新入生から校長せんせいへと、お手紙をいただきました。ご紹介しましょう。

　とても丁寧に書かれたお手紙です。綺麗に絵を描き、丁寧に色を塗り、気持ちを込めたお手紙を書いていますね。６年間お世話になる湘南学園小学校のスタートとして、まだ幼稚園の面影が残る新１年生が、しっかりと頑張ろうという思いで、時間を相当かけて描いたものでしょう。

　この新入生Ｙくんの湘南学園小学校への想いを、私たち教職員はしっかりと受けとめ、子どもたち一人ひとりの豊かな教育環境づくりに力を注いで行く決意を改めてしました。

　いま、このお手紙は、校長室の窓に貼ってあります。漸く日差しも春の名に馴染むほどの輝きになってきました。湘南の風をうけながら、登下校の折に、子どもたちや保護者の皆様がこのお手紙をご覧になって行かれます。