子どもの原風景

2012年9月27日

児童文学者の古田足日さんが、「子どもの原風景」という言葉を使ったのは、かれこれ20年ほど前だったでしょうか。様々な分野の人たちが、「子どもの原風景」という言葉に触発されて、発言していたことを思い出します。完成した新校舎も、いつしか湘南学園小学校に育つ子どもたちの原風景になるわけですから、学校建築の持つ意味は大きいと思います。数十年後に、子ども達はこの新校舎の何を原風景として思い出すでしょうか。個人的には2Fプロムナードから見るメディアセンターの風景が好きです。また新しいビオトープ(学びの森)には、もう鳥や昆虫が集まり始めていますが、5年後、10年後にはうっそうとした林になり、メディアセンターとともに、新校舎を象徴する場になるはずです。子どもたちの思い出の場所として育って欲しいと願っています。