「山の学校」前の保健指導 vol.2

2016年7月2日

前回の続きです。
 
前半の授業では、まず服を着た二人の絵を見せて、男女の特徴の違いを考えました。
 
先生(以下T):「男の子か女の子かわかりますか?」

児童(以下C):「わからないよ…」
 
との返答でした。
 
 そこで絵の服を脱がしたところ、性器の違いからようやく男女の見分けがついたようです。

T:「少しずつ成長していくと、どんな変化が見られますか?」

C:「ひげが…。」

C:「男は、声が低い。」

C:「わき毛が生える。性毛が生える。」

C:「胸が大きくなる。胸が膨らむ。」
 

 先生が紙芝居を使って、月経の器の話をすると。

C:「お母さんが、言っていた。」

C:「お姉ちゃんが、こないだなっていた。」

クラスによって内容はやや異なりましたが、活発な発言がありました。
 

 さらに、からだの変化の話をすると…。

C:「男は、勃起して、射精がある…。」

と言う子もいて、担任は驚き、周りの子ども達はきょとんとしていました。
 
C:「射精っていつ頃来るの?」

という質問もあり、事前に用意していたグラフを見せて、小6~中1にかけて多いことを確認しました。グラフから早い子は小3で経験することを読み取ると、小4の子どもたちは「自分もその時期に入っている」と実感したようです。
 
 思春期に起こるからだの色々な変化には『個人差』があり、早い子どもいれば遅い子どももいることを説明。先生から「早かったり遅かったりしても、心配しなくて大丈夫だよ。」と丁寧に伝えていました。
(次号へ続く)