大地に「舞う」~踊る日

2016年9月30日

 直接子どもたち「一人ひとりに話しかけたい」・「今伝えたい」という思いが強くなり、朝から毛筆の準備をして墨をすり、ジッと考えメッセージにしました。
 
 今週の練習は今日で終わります。今日が大事な日であり、踊りの振りの見直しができるのは今日なのです。
 
 全身でおどる
 指先
 足先まで
 気持ちを入れて
 
 先週・今週と雨の日が多く、外での練習が予定通りいかなかったことはわかっています。しかし、教師はそれも想定して予定を立て、見通しをもってやらなければなりません。そんな中、昨日は

「疲れた~」
と、登校してくるなり近寄ってきた2年生の女の子の言葉が私を動かしました。

「そうだよね…。疲れたね…。」
と、私の気持ちも入れてオウム返しをしたところ、そっと手を握ってくれました。

 とても温かい温もりのある小さな手でした。その手をお互いが握りしめて、2年生の玄関まで送っていきました。登校までに1時間半かかって、満員電車の中逞しく学校に来る子です。疲れて当然です。いつもは、元気に挨拶を交わすだけに、よほど疲れたのだと思いました。

「もう一日学校に来れば、バザー・学園祭はあるもののお休みだよ。」
と伝えました。
 

 ただ、4年生以上の学年には、ここで踏ん張ってほしい。疲れていても今日1日は気持ちを入れて、頑張ってほしい、燃えてほしい。そんな私の願いを模造紙に書きました。そして、真っ赤なビニールテープであえて縁取りをしたわけです。
 
 朝、登校してくるなり声に出して読んでくれる人、近寄って眺めている人、目で見て行く人それぞれでしたが、きっと頭に入れてくれたことでしょう。
 
 今週はみんなよく頑張りました。土・日は、ゆっくり身体を休めて、しっかり充電してくださいね。