オーストラリアセミナー③〜ナランバ校との学校間交流 ・その2〜
午後からは、屋外でのプログラムです。
オーストラリアの日差しは強く、ナランバの小学生たちが屋外で活動する時は、帽子をかぶるのが基本だそうです。
湘南学園の児童もみな帽子を被り、準備万端です。
それぞれのバディと一緒に3チームに分かれてブーメラン投げ、タグ取り鬼ごっこ(タグラグビー)、ブリスベン周辺の先住民族ガビガビ族の使っていた道具の紹介の3種類を、順番に体験していきます。
ブーメラン投げでは、時計の1時の方向に傾けて投げると遠くに飛びやすいことや、投げた後にブーメランが戻ってくるので、必ず目を離さずに飛んでいった方向を見ておくことなど、上手に飛ばすコツや注意事項を説明してもらいながら体験しました。
オーストラリアでは、先住民族の歴史や文化を尊重し、そこから多くのことを学んでいます。
私たちにとっても、今回のツアーでナランバ校の児童と一緒にアボリジナルの文化について学べたことは、貴重な経験になりました。
アクティビティを行い、バディとのギフト交換が終わると、いよいよ学校間交流も終盤です。
最後はホールに移動して、全校集会に参加させて頂きました。
午後の授業で先住民の文化について教えてくださった先生方のアボリジナル・ダンスのパフォーマンスを見せていただいた後、
今度は湘南学園の子どもたちもバディと一緒にステージに上り、アボリジナル・ダンスを踊らせていただきました。
盛大な拍手で見送られながら会場を後にし、名残惜しい気持ちを感じながら、バディとお別れの挨拶をします。
あっという間の学校訪問でしたが、バディと一緒に楽しく、貴重な体験ができました。
ナランバ州立学校での学校交流のあとは、ゴールドコーストへと向かいます。
ゴールドコーストは、落ち着いた雰囲気のある美しい海沿いの観光地で、翌日からのファームステイの活動ポイントに近い場所です。
あいにくの天気で雨が降ってきてしまったため、海岸での記念撮影は翌日の朝に持ち越すことに、ホテルにチェックイン。
荷物を下ろして少し休んだ後は、チャイニーズレストランでのディナーに出発しました。
大きな丸テーブルに並んだ美味しい中華料理に大興奮しながら、ワイワイと楽しく食事ができました。
夕飯を食べた後は、お土産選びの時間です。
スーパーマーケットやオーストリア定番のグッズを沢山扱っているお土産屋さんで、家族やお友達へのお土産を選びます。
『先生、ブーメランって買っていい?』
と、子どもたちから質問が。
今日の午後に体験したブーメラン投げでははスポーツ用のシンプルなデザインのものを使用しましたが、
オーストラリアのお土産屋さんでは、アボリジナルアートが施されたブーメランをよく見かけます。
ブーメランはかつて狩猟などの目的で使われていましたが、投げると戻ってくるその性質から『必ず戻ってくる』という意味を持つ、幸運のお守りとして人にプレゼントにする場合もあるそうです。
このお土産タイムにも、素敵なアートが施されたブーメランをお土産に選んだ児童もいました。
ちなみに、ブーメランを日本に持ち帰る際には必ずスーツケースに仕舞わないといけないので、注意が必要です…!
ホテルへの帰り道は、一駅という短い距離ですが、トラムにも乗ってみました。
盛りだくさんな体験をした3日目。
今日もぐっすり眠れそうです。