1年の計は元旦にあり ~初めが肝心です~

2017年1月10日

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 今日は3学期の始業式。今日、元気な皆さんに会えてとても嬉しいです。20日間の冬休みが終わり、今日から3学期がスタートします。
 
 20日間の冬休み、みなさんは、色々なことにチャレンジしたことでしょう。私は「お餅つき」に挑戦しました。10キロの餅米をふかして、餅つき器でついて、餅取り粉やきなこにまぶしたり、お餅の中にあんこを入れて丸めてお餅にしました。

 餅米はふかしすぎてもドロドロになってしまいますし、餅をつきすぎてもドロドロになってしまいますから、餅米の粒が見えなくなるくらいがちょうど良いようです。
 
 餅取りの粉を下にまいておき、熱いうちにお餅を細かくします。せっせ、せっせとやらないと、お餅は時間が経つと固くなってしまうので、スピードが必要でした。また、あんこ入りの草もちも作りました。あんこを中に入れて「あんこもち」にするには、できたての餅を広げ、あんこを入れて丸めます。餅を引っ張って、継ぎはぎは下になるようにして丸めていくのです。
 
 朝5時~9時までの4時間で100個の丸いお餅と鏡餅3個を作り、これが「鏡餅」です。1月4日から始まったアフタースクールの皆さんに差し上げました。


~自分のよさを確かめ
   可能性を見いだす3学期に~

①ホップ・ステップから、ジャンプする3学期。
②1年間の総仕上げの3学期。
③そして、次年度の進級・進学に備える3学期。
 
 3学期は、寒い日が続きます。5年生は1月17~20日に雪の学校。その次の日の1月21日は「大寒の日」で、この頃が一番寒いと言われています。文字の通り「大いに寒い日、一番寒い日」です。そんなに寒い時には、何もしたくないなぁ。部屋を暖かくしてテレビでも見ているのが一番だと思う人もいると思います。
 
 ところが「寒」の期間には、寒さを吹っ飛ばす行事が昔から行われています。例えば、「寒中水泳」という行事です。冷たい海に入って水泳をするのです。こういった行事は、厳しい寒さに負けない強い心と身体をつくって、新しい一年を元気に過ごそうという、昔の人が生み出した行事です。それが今でも受け継がれているのです。

 私たちも寒さに負けないようにして、この「寒の季節」を乗り切るよう頑張りましょう。そのためにも目標をもって。寒さを吹き飛ばしましょう。
 
 寒さ厳しい1月の出だしが3学期の学校生活の鍵となりますが、元気に今日ここに集まった子どもたちを見て安心しました。自分の力で朝起きて、気持ちよく学校に行くことから、今年の一歩が始まります。夢や希望を掲げて素直な心で行動し努力し、挑戦し続ける小さな勇気をもって進んでほしいと思います。