2学期の終業式

2016年12月20日

 今日は、2学期終業式。明日から冬休みとなります。今日の終業式で全校児童に向けて話した内容から、“冬休みについて” 掲載したいと思います。
 
 漢字の「冬」は2年生で習います。冬を越す植物は、この時期に地中深くまで根を伸ばし根を張ります。そして春に花を咲かせようとします。寒い冬の間に努力を怠らないようにして、花咲き匂う3月・4月にそなえているのです。

 花が咲かない寒い締めくくりの12月に、伸びた点と課題点を自覚して課題点に集中的に取り組むことが、今後さらに成長するために大切です。「締めくくりの月」12月は、全力疾走からスローダウンし、2学期の頑張りを「冷静に振りかえり、言葉で伝える期間になれば」と考えます。
 
 さて、「明日からの冬休みをどう過ごしたら良いか」を考えるとき、「冬休み」の3つの特徴を考慮してほしいと思います。

(1)冬休みは、「夏休みに比べて短い」20日間であること。
(2)年末年始の「伝統文化」に触れる機会であること。
(3)多くの人と「会う機会が多い」こと。
 

(1)冬休みは、「夏休みに比べて短い」20日間

①学校の宿題や生活面でも事前に計画を立て、きちんと実行する力を育む良い機会ですから、計画性をもって取り組みましょう。

②「終わりよければ全て良し」とは、「物事は、最後の結果がとても大切であり、初めのきっかけや途中の経過は、問題ではない」ということです。今年のまとめをしっかりやりましょう。

③「1年の計は元旦にあり」とは、「一年間の目標や計画は、元旦に決めるのが良い」ということだったり、何事も最初に計画や準備が大切であり、初めの計画ができていないと物事はうまくいかないという意味です。「元旦の過ごし方で、一年が決まる」とも言われます。
 
(2)年末年始の「伝統文化」に参加しましょう。

①冬休みは、多くの伝統文化に触れることができる絶好のチャンスです。おせち料理を一緒に作ったり味わったり、初詣、書き初め、凧揚げ、コマまわしなどにも積極的に参加し、古き良き学びを得ることをおすすめします。

②伝統文化・行事にあった「本」に出会ってほしいと思います。クリスマス・大掃除・大晦日・元旦…と、一年の中心的な催しが集中しています。関連する本を手に取り、読んでみましょう。

(3)多くの人と「会う機会が多い」冬休み。
   あいさつを先に・心を込めてしましょう。

 多くの人と出会うことも大切な体験です。本校の児童は挨拶が上手です。学級委員・エコスクール委員中心のあいさつ運動でも上手にできていました。「あいさつは先にするが勝ち」、「心を込めたあいさつ」は気持ちがいいです。
 
 年末年始は様々なイベントがあるので、どうしても不規則な生活になりがちです。「早寝・早起き・朝ご飯」で勉強は午前中にしましょう。家の中ばかりにいないで、「外遊び」をして、身体を動かしたり、「家族の一員としての大掃除など、家の「お手伝い」も積極的することが感謝する心にも繋がります。普段の学校生活でできないことに「家族で取り組む」のも冬休みです。
 

 いよいよ2016年の終わりも見えてきました。2学期最後の今日まで、走り続けた日々。2学期は一番長い「学期」で、行事も「たいいく表現まつり」「公開研究会」「音楽会」「まとめのテスト」など、盛りだくさんでした。一人ひとりが力を発揮し、勉強もスポーツもお友だちとの関わりも一所懸命に打ち込んだ2学期は、実り多い学期となりました。皆さんよく頑張りました。
 
 2017年(平成29年)が皆様にとってより良い年になりますように、心からお祈りいたします。怪我しないように元気な姿で、みんなで1月10日に会いましょう。良い年をお迎えください。