2016 3年生 海の学校 No.6

2016年7月1日

 海の学校の二日目。起床の時間まで、ぐっすり寝ている子、はやい時間から起きている子と様々でした。朝食前後の時間は、荷物を片付けることが大切です。寝間着を片付けたり、島内散策で必要なものを用意したり、短い時間の中で済まさなければなりません。自分のことを自分でする。自立へむけてのよい機会です。

 島内散策では、グループごとに協力して3か所のチェックポイントをまわります。また、事前に計画した江ノ島島内のいくつかのポイントも見てまわります。恵比寿屋の前で記念撮影後、さっそくそれぞれ出発していきました。

 教員は、子どもたちより先んじて、それぞれの持ち場につきました。多少の不安はありますが、子どもたちが学ぶ機会です。子どもたちは、自分たちだけの力で島内を歩きます。大人には、頼りません。

 子どもたちは、景色を見たり、江ノ島の発見をしたりしながら、進んでいきます。グループでの行動ですから、一致した行動が求められます。どちらに進んだら良いのか、計画を変えた方が良いのか、判断が必要です。大切なのはコミュニケーション。自分の考えを伝えたり、相手の考えを聞いたりしながら、歩みを進めます。

 チェックポイントで待っていると、子どもたちが話し合いながら近づいてくる気配がします。本気で話しているので、声も大きくなっています。仲間と取り組む、大切なチャレンジです。

「龍恋の鐘を鳴らすためにいそがなくっちゃ」
「こっちだよ、みんなおいで」
「時間がないからゴールへむかおう」

そんな声が聞こえてきました。

 ゴールは、サムエルコッキング苑。うまくまわれたグループもあれば、ケンカをしてしまうグループもありました。一つひとつの経験を生かして、より良い行動ができるようになっていきましょう。

 島内散策の後は、全員で岩屋を見学しました。自然の力でできた洞窟。中に入るとひんやりとした空気に包まれました。ろうそくをもちながら、岩と岩の間を進んでいきます。古くからパワースポットとして知られていた洞窟です。探検しているような気持ちにもなりました。第一岩屋と第二岩屋を結ぶオープンスペースは見晴らしが良く、亀の形をした岩を見ることができました。

 目一杯、江ノ島の中を歩き回った子どもたち。疲れた様子で恵比寿屋に帰りました。