アウトリガーカヌー体験が終わったら、再びビーチコーミングをしました。江ノ島と片瀬海岸東浜は橋によって結ばれています。この下の部分は、満潮時に水で満たされます。しかし、タイミングが合えばトンボロと呼ばれる砂浜が表れ降りることができます。普段は、降りていかないような場所を降りていき、キレイな砂浜に到着。

　雨はやみ、雲の切れ間から光も照らし始めました。穏やかに寄せる波を前に、貝を探してみたり、水に足を浸してみたり、それぞれ楽しんでいました。

　片付けをすると、荷物をもって宿泊先である恵比寿屋に移動です。建物の前では、入所式を行いました。係りの子たちは、がんばって練習してきたことだけあって、しっかりとした声で発表ができました。

　部屋に荷物を置いてしばしの休憩後、夕食の時間です。「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶も、係りの子がマイクで話します。緊張した表情でしたが、丁寧な挨拶ができました。また、片付けについても自分たちでできることは、自分たちでやります。集団生活のルールやマナー、また助け合って生活する心を学ぶ、絶好の機会ですね。

　恵比寿屋さんは、お料理がおいしいと評判を聞いたことがあります。実際に子どもたちも、「おいしい！」ともりもり食べていました。

　夕食後には、再び江ノ島島内を散歩しました。日が落ちる時間帯、海を仲間と共に眺めました。ステキな時間を共有することができました。

　それから、お風呂の時間となります。湘南学園小学校では３年生から宿泊学習を行っています。部屋での過ごし方、お風呂の入り方、共同生活で気を付けるべきマナーを、先生がそれぞれの場面で伝えました。子どもたちも一つずつ学んでいきます。一日大変な天気の中での活動で、疲れが見える子どもたちでしたが、お風呂に入ってすっきりとした表情になりました。

　スケッチブックに今日の記録を残し、就寝時刻に布団に入りました。すぐに寝息がそれぞれの部屋から聞こえてきました。