「本気」で取り組む
「先生、1学期はあまり出来なかったから、2学期は朝の挨拶を校長先生とやろうと思います。」
と、9月初旬に言ってきた6年生がいます。
「おはようございます。おはようございます。」
と、今日も朝からピロティに立って、私と挨拶をしているのです。そこへ、男の子や女の子も近づき「遊ぼうよ」と誘惑している場面も何度も見かけました。
しかし、揺らがずに今日まで続けているのです。ブレナイその姿を2学期始めからジッと見続けてきまた私は、「芯」の強さ感じ、「きっと本気」なのだと思いました。
子どもたちは、毎朝、男の子を見ているわけです。先週から、5年生の男の子2人が「僕たちもやる」と、加わってきました。警備員さんから少し離れたところで、一人ひとりに挨拶をしてくれます。時間は不定期のようです。だから続くのかも知れません。
今週は、その様子を見ていた2年生の男の子2人が、「小さいタスキを作って欲しい」と言ってきました。
先輩が学校の顔です。
「本気」で取り組んでいる男の子の姿を見て、朝から子どもたちは何かを感じていると思います。「勇気」「持続」「挨拶の大切さ」など、感じる事は人それぞれですが、照れながらもやり続ける芯の強さがジワジワと波及し、学校全体が朝の挨拶を通して、少し変化してきたような気がします。
今日の朝の打ち合わせで、この話を教職員にしました。
そして、「本気」をテーマに、たいいく表現まつりまで「本気」で取り組ませたいことを伝えました。
「本気で踊る 本気で取り組む」。
本番までの過程こそ大事ですから、子どもたちに呼びかけていきます。