第56回神奈川県私立小学校音楽会
昨日は、相模女子大学グリーンホールで神奈川県私立小学校協会と神奈川県私立小学校教育研究会音楽部主催「第56回 神奈川県私立小学校音楽会」が行われました。
今年は神奈川県の私立小学校31校のうち19校が参加。声楽・器楽クラブ、ハンドベルクラブ、合唱団、音楽クラブ、吹奏楽部、ブラスバンド、聖歌隊、鼓笛隊…など、日常のクラブ活動の発表の場として位置づけている学校の参加がほとんどでした。
学年参加は、聖マリア・相模女子・カリタス・森村学園の4校。本校は4・5・6年有志で47名が参加。昨年が36名でしたので11名増えたことになります。
12時30分から始まり、本校はプログラムの8番目。最初に発表する5校の歌を聴いてから舞台袖に移動し、顔の体操やストレッチなどの「からだほぐし」を行いながら順番を待ちました。最終確認として、指揮者・伴奏者へ「早くならないように、ゆっくりだよ」と、音楽の先生が目を見て確認していました。「わかった」と大きく頷くシーンは印象的でした。
私は「のびのびと歌えたら良いなぁ。気持ちよく歌えるように。」と、笑顔で和やかに送り出しました。一つ前の桐光学園小学校が歌っている間はステージの横でジッと待っていた子どもたちですが、本番まではあっという間だったようです。
いよいよ出番となり、アナウンスが流れます。
マイクを持ってのアナウンスも落ち着いており、貫禄さえ感じました。たいしたものです。
1曲目は、湘南学園の持ち味“元気さ”が響きました。歌うことが好きな人が集まっただけあって、歌を楽しんでいる様子が伝わってきました。2曲目は聴かせる歌。歌詞の内容がしんみりと伝わってくるのです。会場中がステージ一点を見ているように、目を凝らしていました。
4~6年の有志が集まったのですが、一人ひとりの個性も調和して一つにまとまり、元気に歌っている様子に幸せを感じました。他校は、音楽の先生がピアノを弾き、指揮をする学校が多い中、本校は指揮・伴奏ともに児童が担当。会場の視線がステージに集中し、時間が止まっているような感覚さえ覚えました。
子どもたちが寄り集まり、「仲間」としてみんなで歌いあげた音楽会。歌の響きと仲間との一体感が優しい気持ちにさせてくれて、終わった後の手拍子が、会場中に強く鳴り響いていました。素敵な歌声をありがとう。