SDGsの取り組み ~アフターにて~

2018年12月14日

「校長先生、今日はアフターに来れますか?」と、二人の男の子から声がかかりましたので、一足先にアフターに行き、みんなを待っていました。
●「鎌倉は観光客が多すぎて、2時間でゴミ箱が満タンになるから困っていることを『目覚ましテレビ』で放映していました」
●「昨日の12月13日(木)発行の『読売KODOMO新聞』の表紙1面に『プラごみ漂う海』が話題になっていました」
と、3年生の子どもたちが、アフターの先生方に報告している中で、
C:「校長先生も宿題やっているよ」
T:「ここは、宿題をやるコーナーだからね」
C:「おはじきやらない?」
C:「宿題やってからね」
と、何気ない会話も続きます。
子どもが新聞を読んでいます。「図工の時間に、SDGsの取り組みについての記事があったから持ってきたよ」「これは14番!」と、朝日小学生新聞10月23日(火)版の記事の読み聞かせを、私にしてくれました。
「確か、歯ブラシもマイクロプラスチックに戻して、それから植木鉢にするんだよ」

<記事>
 今、世界の海で「プラスチックごみ」が問題になっています。
 みなさんの身のまわりには、ペットボトルやビニール袋など、数え切れないほどのプラスチック製品があります。これを街でポッと捨てるとどうなるでしょうか?
 ごみは風に飛ばされ、川に落ち、最後は海に流れて…。さらに太陽からの紫外線や風雨にさらされて、ボロボロに。やがて5ミリ以下の小さな粒「マイクロプラスチック」になります。
 海は魚だけではなく、たくさんの生物がすんでいる場所です。この海に今、マイクロプラスチックがたくさん漂い、悪影響を与えているのです。海から魚をとって食べている人間の健康にも悪い影響があるのではないかと言われているのです。

【2】大学生の視点から ~SDGs~
 亮くんは大学生。
●「大学では、SDGsはまだまだだけど、企業での関心が高いので、ぼくも関心をもって学ぼうと思っています」
●「大学の先輩で、動き出している人が増えてきました」
●「先日、小学校に遊びに来た時に、ピロティで歯ブラシを集めていることを知りました。大学でもやっているSDGsの取り組みを、母校の小学校でやっていることがわかり、驚いたけど嬉しかったです」

①歯ブラシ回収の成果として、1ペットボトルが約500g。この前はペット4本分(約2㎏)+現在も3ペット(約1,5㎏)の歯ブラシが集まり、回収継続中であること。
②学校の中でSDGsになること。実はSDGsをやっていることを「自分たちで見つけよう」とこれから行動したいと校長室を訪ねてくれたこと。
③オスマンサンコンさんと北山みつきさん(卒業生)が来園され、ギニアへカバンや学用品を寄付した話。
これらを伝えると、「ぼくにも何かできないかなぁ」と考え始めました。話をしていると子どもたちが集まってきて、「ハイポーズ」と写真撮影。寒い中、外へ出て子どもたちと一緒に遊んでくれました。子どもたちから、
「アフターでSDGsの活動をしているから、皆さんもSDGsについて調べてみたり、考えてみたりしてください」とのメッセージも。

 対話を繰り返し、小学校生活に根付いたSDGsを探してみます。