プールが開いた

2021年6月18日

 小学校のプールに子どもたちの歓声が戻ってきました。
 まだ冷たい水の中で頑張っている体育の先生には申し訳ないのですが、プールサイドで眺めていると、青空と子どもの笑顔でのんびりした気分になります。


 水泳の授業は、子どもの泳力に合わせクラス分けをして指導しています。
数年来湘南学園小学校のプールの監視をして下さっているライフセーバーの小川さんは、本校のプールの授業について次のように話してくれました。「学園の水泳指導は先生方が目指すべき目的をしっかり持って、子どもに合わせた指導をしています。その指導力は高いと感じています。今、目の前で泳いでいる子どもたちは1年生の頃から見ています。とても泳げるようになりました。コロナ禍での水泳の授業に賛同します。これからも変わらない取り組みを続けてほしいと思います。」小川さんは湘南学園の卒業生です。とても勇気付けられる一言一言です。そこに、強い願いと期待を感じました。

 「いつも自分たちの近くにある水で、運動できる喜びを感じてほしいと思います。それと同時に、水の危険性も知ってほしいのです。」、「水に触れて水中で体を動かす中で、陸上とは違う身体の使い方や感覚を体感してもらいたいです。」、「水に浮いて気持ちいいという感覚を楽しみながら、その驚きも実感してほしいです。」三人の体育の先生の言葉です。

 授業の中で、先生が女の子の泳ぎを見て「かっこいい!」と声を掛けていました。それを聞いていた他の子が、「先生が『かっこいい!』って言ってたよ。」と伝えていました。教師の励ましが友だちのおかげで何倍にもなって届いたことでしょう。