みんな大好き「茶道体験」 

2017年2月16日

「感謝して、お菓子が来たら一礼して、お先します。」
「お互いに一礼です。お茶が飲めるように(時計回りに2回)回して。感謝して…。」
「お茶碗の絵柄を見てください。同じお茶碗は一つも無いのですよ。」
「絵をよけて、飲んでください。」
「飲み終わったら指でふいて、懐紙(かいし)で清めます。紙はたたんでポケットに入れておいてください。」
「絵を向こうに向けておいてください。」
「お茶を飲み終わったら、畳のへりの向こうに置いてください。そうしたら、片付け(下げに来ます)。」
 
 昨日は3年生が「茶道体験」をしました。本物に触れる時間。日本の伝統文化に触れる貴重な学びの時間です。幼稚園の時から積み重ねている人もいて思わず、にっこり。楽しみにしていたのですね。
 
 子どもたちから小声でのつぶやきが聞こえます。つぶやき声一つひとつに、金子先生はじめ湘友会のお母様方が答えています。

●「足がしびれた~。足が痛いよ~」
→お尻をずらすようにして。人に邪魔されないように静かにやってください。人には分からないので、自分で。

●「泡は立つ方が良いのですか?」
→泡がたくさん立つように。泡がないと、底に粉が沢山残ってしまうことになります。

●「お湯が熱いうちに立ててるのですか?」
→そうですね。

●「お菓子が足りません」
→お菓子は、ちょっと足りないと思うくらいがちょうど良いと思います。お昼前ですし。

●「昔もお菓子食べていたのですか?」
→昔は、里芋・椎茸・ニンジンを食べていました。それがお菓子の代わりです。昔の人にしたら贅沢。サトウキビは貴重、甘い物がないお砂糖がない時代でしたから。
 
 続いて、金子先生より、

「お茶の種類は沢山あり、濃い茶は練ったお茶。薄いお茶は今日のですよ。」
「『お軸』も見てください。春、千林に入りて、処々にウグイス。春、千林(せんりん)に入(い)りて、処々(ところどころ)にウグイス。意味は、春になって、沢山の林の中に入ったら、ところどころにウグイスがいた。ということですよ。」

 お茶にまつわるお話を沢山していただきました。金子先生いつも本当にありがとうございます。
 
 今回、作法を手ほどきしてくださった湘友会の皆さんは、今週18日(土)と19日(日)にも30服限定で、お茶の用意をしてくださいます。制作展にいらした時に一服どうぞ。
 また、6年生も3月10日(金)に家庭科の授業として「茶道体験」を行います。お掃除に来た6年生が「よろしくお願いいたします」と、金子先生に元気に挨拶していました。みんなが楽しみにしている茶道体験です。