木曜日は読書の日

2013年5月16日

連休中保護者の方から教えていただいた代官山の蔦屋書店に出向きました。蔦屋書店は世界の本屋さん20選の中から唯一日本から選ばれた本屋さんです。緑の中の広々とした空間に、カフェもバーもあるそれはそれは本好きにはたまらない素晴らしい本屋さんでした。蔦屋書店に小学校の卒業生で日本の近代経済学者としてはもっともノーベル賞に近いといわれている青木昌彦さんの本が並んでいたので買い求めました。

「安保全学連=ブント、スタンフォード、霞ヶ関、中国、仮想空間、国際経済経済学会で七つの知的ベンチャーを試み、社会というゲームのルールに挑戦し続けてきた最先端の経済学者が明かす知の冒険録!」が帯の言葉です。(日本経済新聞出版社)日経に連載されていた「私の履歴書」をまとめたものですが、これが面白いのです。実は青木昌彦さんの文章に触れるのは新聞の読書評をのぞけば「松ぼっくり創刊号」にのっている青木昌彦少年(小5)の作文以来なのです。本の中にはやはり卒業生の作曲家、ピアニストで表現分野でマルチに活躍されている高橋悠治さんも登場していて、いわば湘南学園小学校の「神話時代」とでも言ってよいかと思います。写真で紹介しているやはり卒業生の稲葉清毅群馬大学名誉教授の著作も並行して読んでいるのですが、私から見ると、もう一つの湘南学園小学校の歴史になっています。「80年の歴史」を考えると、そのことの意味はあまり触れられていないようですが、私はとても興味があります。それは今日触れた三人の方の生き方には湘南学園らしさを強く感じるからです。