羊の毛すごいな ~2年生の生活科~

2018年1月26日

 2年生のお教室の前に、「子どもの国遠足」で刈り取った羊の毛が置いてあり、気になっていました。

巨大なバリカンで、みるみる羊の毛が刈り取られていく「毛刈り」を見せてもらってから、いただいた1頭分の羊の毛なので、これからの工程については子どもたちも興味津々です。

 2学期は、最初の活動として「羊毛洗い」。専用の洗剤につけて洗いました。泥や糞も混じっているので、少し臭うのですが、洗剤液に漬け、やさしくつまみ洗いをしてすすぐと、やさしい白い毛に変わっていきます。

乾燥したら、次は染色液でそめていくのですが、火も使うので大変だったこと、臭いが強烈で驚いたことをクラスの先生が教えてくれました。

 3学期は染色し、図工でフェルトアートに挑戦。
生活科で、洗い→染め→フカフカにする作業を経て、図工で「羊の毛を使った羊毛アート」として、作品になるわけです。

ピンク・青・黄色ときれいな色に仕上がっていましたが、羊毛が固まりギュッと縮んでいました。

 これから、固まった羊毛を2人一組で手具カーダーを使い、挟んで伸ばし、ふんわりさせる作業と重ねるそうです。
コツは、カーダーの歯と歯を重ねて、上に引き伸ばしながら、きれいにフワッとさせること。

 色の混ざり合いが発見を生み、
「すごい」「いい色になった」「色を混ぜたら変化した」
など、発見した子が声を出し、班の子どもと先生が確認することの連続でした。

自分たちが着ている服と羊の毛がどのような関係にあるのか。羊の毛がどうやって服になっていくのか。工程をおさえながら、真剣に作業に取り組んでいます。この後も楽しみです。