「たけのこ」画 ~竹の子エネルギーを感じ~

2018年5月31日

 本校では、「春を感じながら」毎年「たけのこ」画を描いています。
 3年生の廊下に「たけのこ」画が掲示され、校内を一巡する時の楽しみになりました。味のある色々な「たけのこ」画が、ほっこりした気持ちで迎えてくれているようです。
2年生は、クレパス画。
3年生は、絵手紙。
4年生は、色紙絵(しきしえ)。
5年生は、立体制作。<新企画>
6年生は、水墨画(すいぼくが)。

3年生は「絵手紙風に書こう」。
 触ったり、臭いをかいだり、三角を基本の形にして、皮や毛までよく見て、にじみ技法を取り入れたと図工の先生から教えていただきました。水を先に置いてから、絵の具を置く方法です。にじみを使って「たけのこ」を描きました。よく見ることで、隠れている色の紺・黄緑・ピンクなどを発見したそうです。
 最後に、本物のたけのこを見て感じたことを「ぼくとたけのこを同一視」し、一言書き添えました。

 特に5年生は「立体制作」に初挑戦。「たけのこ」を立体にするのですから、なかなか大変そうです。黙々と「たけのこ」に向き合い、大事なお人形やぬいぐるみのように、何度も眺めたり抱っこしたり。感想を聞いて見ると、

●形は、全部新聞紙で作っています。コンテ止め液の臭いが、防災の煙小屋の臭いに似ていました。甘い香りと臭さがコラボしていました。

●「たけのこ」の下の部分(土台づくり)が大変で、。立つようにさせるのが特に大変でした。

●新聞に新聞を重ねて、色を塗るのが大変でした。「たけのこ」の下の部分は、実物と同じ明るい色に工夫してみました。

●形にするのが、とにかく難しかった。どうしても立たないので、寝かしました。根っこは太く、だんだんと細くなる上の所・頂上の緑の葉っぱの形が特に大変でした。

 そして6年生は水墨画。「三墨法」(さんぼくほう)といって、3段階の墨の濃さにわけて描き、「砂子(すなご)」をまくことで、墨(黒)と砂子(金色)の対比が美しく調和するそうです。仕上げに自作の「印」を押して完成。黒・金に朱色が加わり、何ともいえない水墨画の味となるわけです。たけのこ画が勢揃いする日も近いですね。

 子どもたちは「たけのこ」と向き合う中で、この「たけのこ」がグングン伸びていくと思うと、自然の力「自然感」「たけのこの頑張り」「たけのこのエネルギー」を感じたそうです。インタビューが終わり外を見ると、子どもたちが手を振ってくれました。次は、体育の授業に行ってみようかな。