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学びBlog

3年生 念願の磯観察!

2014年10月27日

「絶好の磯観察日和!」
そんな声が聴こえてくるほど、前日から打って変わっての好天。3年生が待ちに待った磯観察が先週の金曜日に行われました。

この磯観察は3年生の総合学習のテーマである「海」についての学びの一環として行っており、海を訪れるのは今年で6回目となります。湘南学園は湘南という好立地にあるため、海が近くて何度も気軽に足を運ぶことができます。地図学習から始まり、江ノ島探検、海の学校(1泊2日の宿泊行事)、新江ノ島水族館、地引き網を経て、今回の磯観察。「海の学校」の際には、海のコンディションが悪く実施できなかったこの磯観察は、3年生にとっても「やっと磯観察だ!」という思いがあります。学校で用意していた網とは別に、自宅から自分の網を持ってくる子が半分近くいるほど。やる気がビンビンと伝わります!
 
現地に到着すると、子どもたちのやる気もさらに上昇。前日は雨であったにもかかわらず、江ノ島の木々はしっかりと根を張っているために土砂が崩れることはありません。南の磯への土砂の流入もなく、とても澄んだ水面に出逢うことができました。さっそく事前学習で聴いたことを実感することができましたね。

本日の磯観察も事前学習から引き続き「NPO法人 CNAC(海に学ぶ体験活動協議会)」の小池さんにご指導いただきました。
磯観察のコツは「3分間じーっと見つめること」です。このことを思い出し、岩場で音を立てずに静かに待機。岩場に近づいて間もない時は、生き物がまったく見当たらなかったのですが、しばらく静かにじっと見つめていると水面に動きが・・・!?

どうやら生き物が活動を始めたようです。子どもたちは興奮しつつも、あまり大きな音を立てないように観察し続けます。
ヤドカリ、ハゼ、イソギンチャク、カニだけでなく、南から黒潮に乗ってきたと思われるズズメダイも見ることができました。やはり生き物が目の前に来ると目の輝きが違いますね。生き物を見つけては小池さんや先生に「これなに?」「さわっても平気?」など、たくさんの質問が飛んでいました。ヤドカリを見つけた子どもは、ヤドカリの貝の大きさが成長段階によって違うことを教えてもらうと、違う大きさのヤドカリを見つけに行きました。

事前学習の時に、小池さんから「江ノ島はきれいだよ」ということを聞いていましたが、「本当かな?」という声もチラホラありました。
しかし、実際に江ノ島の南の磯を目の当たりにすると・・・
「本当にきれいだ」
「水が透き通っている!」
という声が。実際に見て、感じることが大切なのです。

しばらく磯観察をした後に、観察して捕まえた生き物をスケッチブックに描いていきます。その場でスケッチして、その場で海へ還します。活きのいい海の生き物と、新鮮な好奇心が絵心を刺激し、いつもより臨場感のある絵を描くことができたことでしょう。






今回20名ほどの子どもたちのお母さん・お父さん方にもお手伝いいただきましたが、子どもと同じくらい楽しんでいる姿がとても印象的でした。
このアットホームな雰囲気は湘南学園が持つ校風と言えます。共に楽しみ、寄り添い、感動を分かち合うような関係性は、児童・保護者・教員の間に生まれている学園ならではのものだと再認識させられました。
 

この日は天候も海の状態も良くとても充実した体験学習を行うことができました。20年ほど続くこの海を題材とした体験学習は子どもたちの海への関心を高めるだけでなく、身近にある環境への意識を高めることにもつながっています。意識が高まることで新たな興味や関心が湧くことでしょう。
「なんで海は青いんだろう」と質問していた子どもがいましたが、このように「なんでだろう」と新たな疑問を持つことにもつながっていきます。「不思議に思うことがあればあるほど、人生をより深く楽しめる」と、この日指導していただいた小池さんも語るように、いろんなことに疑問をもって欲しいと思います。

「自然に親しむ」ということをコンセプトに、実際に経験することで実感を得ること。親しみを持つことから始め、そこから興味・関心を持ち、更なる問題意識を持つこと。この2つが総合学習の大きなねらいと言えます。まずは「面白い」「すごい」といった気持ちでよいのです。その笑顔や驚きの表情こそが好奇心の現れ。たくさんの好奇心をいかんなく発揮し、たくさんの心の財産をもった人間になって欲しいと願います。