3年 学習発表会

2015年3月4日

昨日、3年生の学習発表会が行われました。
1年間で学んだことの成果をグループにわかれて発表。今年は保護者の方々に対してだけでなく、子ども同士がお互いに発表を聞いたり質問できる形式をとりました。
 
今年の総合学習のテーマは「地域の自然から学ぼう」でした。このテーマのもと、海の学校や江ノ島などへの校外学習を行ってきました。そして、今回の学習発表会では「江ノ島についてもっと掘り下げて調べて、それを発表しよう!」ということなりました。

そこで、1月31日にまず1回目のフィールドワークを実施しました。フィールドワーク後に、行ってみてわかったこと、わからなかったこと、もっと調べたいことを整理。この時に他のテーマで調べている人から質問も受け付け、多角的に内容を考える機会としました。自分だけでなく、他の人の意見も聞き、他の人にも意見をする、ということは今回の学習の1つのポイントとしています。
1回目の反省や調査が不十分だった点を考慮して、2回目のフィールドワークを2月6日に実施しました。2回目は、1回目よりリサーチ場所を絞ってインタビューや実地検証を行い、さらに深く調べることができたようです。


各グループのテーマは次のとおりです。
みつうろこ、龍、ねこ、神社、ヨットハーバー、歴史、商店街、生きもの、シーキャンドル、江ノ島の成り立ち、名前の由来など・・・
自分の興味を持ったことをテーマとして各グループで調べ、今回の学習発表会の発表とします。発表の方法も模造紙を使った発表だけでなく、紙芝居や劇、ペープサートなど多彩でした。この発表方法も各グループで考えて決めたものです。


3年生にとって、グループごとの「発表の準備」はそう簡単なものではありません。リサーチしたことをまとめることはできても、それを発表するために何をすればよいのか、ここで多くの子どもたちが壁にぶつかりました。

・模造紙に書いてみたものの字が小さくて見えにくい
・自分たちが言いたいことだけ言っても、相手に伝わらない
・わかりやすくするにはどうしたらよいのか
・声はどのくらいの大きさで言えばいいのか
・必要な道具は何だろうか

いろいろなことを試行錯誤しながら、今回の発表を迎えました。


発表方法や内容も良かったですが、発表を行うまでのプロセスにおいて一生懸命に取り組んだ姿勢に対して「よくがんばった」と拍手を送りたい。そんな気持ちでいっぱいです。フィールドワークで実際に現地に行って、見て・聴いて・感じたことで、身近にあった江ノ島が、“ぼくたちわたしたちの江ノ島” になったのではないかと思います。また、これまで学んできたことを友だち同士で共有することで、「なかまと共に」という学年のテーマを達成することができた時間となりました。
これからも多くの発表機会を持つことでしょう。今回の学習発表会で経験したことを1つの糧として、今後に活かしてくれることを期待しています。