2015 2年生学習発表会
先日、2年生の学習発表会を行いました。1学期に国語で学習した「スイミー」を学年全員で音楽劇として練習してきたことを、上級生や下級生、保護者の方に発表しました。レオ=レオニ作・絵、谷川俊太郎が訳したこの物語は、小学校の教科書でおなじみです。
小さな魚のきょうだいたち。ある日、おそろしいまぐろが、小さな赤い魚たちを一匹のこらず、のみこみます。にげたのは、およぐのがだれよりもはやかった、スイミーだけ。
子どもたちは、2年生全員の力を合わせて、表現していきます。
一人ぼっちのスイミー。海のすばらしいものをいっぱいみて、だんだん元気をとりもどします。見たこともない魚。こんぶやわかめの林。うなぎ。いそぎんちゃく。スイミーが海で見つけたこのおもしろいものを、小道具を使いながら演じていきます。
そのとき、みつけたスイミーとそっくりの、小さな魚のきょうだいたち。大きな魚をこわがる小さな魚たちを、スイミーは、なんとかしなきゃと考えます。
いろいろと、うんと、考えたスイミー。とつぜん、さけびます。「そうだ。みんないっしょにおよぐんだ。海でいちばん大きな魚のふりをして。」
そして、最後の場面。大きな魚を、小さな魚たちのアイデアと勇気で追い出します。
子どもたちは、小さな魚たちと同じように、一人ひとりの力を合わせて、この音楽劇を作り上げていきました。エンディングの合唱は、息がぴったりと合っていて心揺さぶられるものでした。ご参観いただいた保護者の方も、その一生懸命さや迫力に感動されたことと思います。
国語の授業で学んだことを、音楽の授業で歌で表現し、生活の授業で練習してきたことが、見事に表現できた発表会となりました。