2017 3年生 海の学校 No.7

2017年6月30日

 島内散策の後は、岩屋の見学。シーキャンドル前から、岩屋へ向かいました。ところが、この移動が大変でした。急な階段を下りたり上ったりしなければなりません。ウォークラリーで疲れた子どもたちは、険しい表情になりながらも、なんとか岩屋に到着しました。

 岩屋は、自然の力でできた洞窟。中に入るとひんやりとした空気に包まれました。子どもたち一人ひとりが、ろうそくをもちながら岩と岩の間を進んでいきます。疲れも、和らいできます。

 古くからパワースポットとして知られていた洞窟です。弘法大師や源頼朝が訪れたとも言われています。探検しているような気持ちにもなりました。第一岩屋と第二岩屋を結ぶオープンスペースは素晴らしい眺め。ここで、最後のスタンプを押すと、子どもたちは笑顔になりました。

 目一杯、江ノ島の中を満喫した子どもたち。恵比寿屋に帰りました。

 昼食は、江ノ島名物「しらす丼」。大人の味かなと思いきや、子ども達はおいしそうに食べていました。二日間お世話になった恵比寿屋さんとは、ここでお別れです。

 昼食後に退所式を行いました。係りの子が代表して、子ども達はお礼のご挨拶。そして、恵比寿屋のご主人からのお話をしっかりと聞きました。二日間、お世話になった旅行会社の方、看護師の方ともお別れです。全員で「ありがとうございました」とお礼を述べました。

 大きな荷物を背負って江ノ島を後にします。解散場所は、片瀬江ノ島駅前。子ども達は、疲れた表情を見せますが、最後まで自分の足で向かいます。二日間の荷物が入った大きなカバン。普段は、背負うことの無い重さでしょう。自分のことは、自分でする。そうやって、だんだんと大人に近づいていく子どもたちです。

 そして、駅に到着。何人かの保護者の方が、待っていてくれました。保護者の方と再会すると、自然と笑みがこぼれます。自分の足で家まで帰る子ども達は、安全に帰れるようにとそれぞれの方面毎に先生が送り出しました。

 湘南学園小学校で初めての宿泊学習はこれでおしまい。 

 今回の海の学校、天候に恵まれる中、様々なことを体験しました。学校の友達と一緒に過ごした二日間。楽しかったこと、大変だったこと、たくさんありました。先生に叱られることもありましたね。でも普段の学校生活では見られない、優しさやたくましさも見ることができました。一回りお兄さんお姉さんになった、そんな海の学校でした。