2018山の学校No.6
山の学校最終日は、すばらしい晴天でした。
食事係の動きもテキパキと、あっという間に全員分のコップに水を注ぎ終わって、いただきます・ごちそうさまの挨拶で任務完了しました。
この後、部屋長と生活係が責任を持って、各部屋の片づけをがんばりました。その間にも、子どもたちの見えないところで、運転手さんと添乗員さんは今日の行程を確認したり、ホテルのロビーではホテルのスタッフと添乗員さんの打合せをしていたり、バスガイドさん、看護師さんなどたくさんの方が山の学校を支えて下さっていました。退館式では、そんなスタッフの皆さんを代表して、ホテルの方にこどもたちからお礼の言葉を伝えました。
続いて、3日目のメインの活動場所の山中湖周辺に移動しました。
今日お世話になるクローバー牧場は、かつて湘南学園小で勤めていた志村先生が退職後、山中湖畔に牧場を開いてさまざまな活動をされているところです。湘南学園の子どもたちには、教え子のようにやさしく(でも間違った行動にはきびしく)お話をして下さいます。乗馬体験、えさやり体験に加えて、中国雑伎団のように鞍もつけていない馬の背中によじ登ったりおしりから滑り降りたりする体験は、この牧場でしか味わえないスリリングなひとときでした。また、おとなしくモデルになってくれる馬の回りに陣取って、じっくり馬の様子を観察しながらスケッチに取り組みました。たてがみやしっぽの流れるような様子、盛り上がった筋肉と毛並みの様子など、特徴を良く捉えてスケッチブックに描いていました。さいごにお土産として、牧場の馬たちや競走馬が実際にひづめにつけていた蹄鉄をひとり1本ずついただきました。おうちの人に蹄鉄を見せながら馬のぬくもりや大きな目、えさやりの時になめられた感触などお話しできたことでしょう。
牧場での体験を待つクラスは、山中湖畔に整備された広い公園「きらら」でのびのびと過ごしました。富士山に見守られながら花いちもんめをしたり、湿地のカエルをさがしたりと、ゆったりと遊ぶことができました。
全部のクラスが牧場体験を終えたところで「きらら」の広場に集まり、最後のお弁当を食べました。3日間、みんなの様子を写真に撮って下さったカメラマンの方ともすっかり打ち解けて、いっしょにお弁当を食べているグループもありました。
今年の山の学校は、3日間を通して天候に恵まれ、すべての活動が晴天プログラムで実施することができました。
来週からの学習や活動に、山の学校での学びや体験が豊かに生かされることでしょう。