魚の解剖

2018年10月18日

先日の地引き網でとれた大量のコハダ達にご協力いただき
一人一匹ずつ解剖をして、魚の体のつくりについて学びました。

臭いや初めて見る臓器に、それなりの反応があるかなとも思っていましたが
「命をいただいたんだね」と話しただけで
過剰な反応もなく、とても真剣に向き合う姿が見られ、
また、「お魚さんありがとう」という声が聞こえたりもしました。

まずは、ヒレや鱗などの外側の観察。

その後少しずつ開いていって、エラや各臓器の観察をしました。


心臓や浮き袋を見ることもでき、
興味を持ってじっくりと観察する姿が見られました。

「鱗をこっちから撫でるとツルツルだけど、逆だとザラザラするよ」

「口を動かすと、エラも一緒に動くよ」
「皮が意外に厚い!」
などなど、発見が尽きません。

最後に、開きにして塩水に漬け、干物作りをしました。

17日にやったクラスと18日にやったクラスの物を比べると

たったの一日で、すっかり干物になることや

〝干物〟の形として知っていた形が、実は魚の頭までを半分にした形だったといこと
生臭かった魚の臭いが、すっかり干物の臭いになっていること
外に干していてもなぜかカラスに狙われないという疑問など

たくさんの発見がありました。

 

今回は残念ながら衛生面上、食べることはできないと伝えると
とても残念そうにしていた子ども達。

3学期の社会科「昔のくらし」で七輪を試す時には
干物を焼いて食べたいなと、こっそり考えています。