オーストラリアセミナー②〜ナランバ校との学校間交流 ・その1〜

2025年7月25日

オーストラリアセミナーに出発して3日目。この日のメインは学校訪問です。

ナランバ州立学校に行き、日本語を学んでいる現地の子どもたちと一緒に、海外の学校の授業を体験させてもらいます。

ナランバ州立学校は、1910年に創立された湘南学園よりも長い歴史のある学校で、幼稚園から小学生までの約620人が学んでいます。

今年度は初めての試みとして、ナランバ校の皆さんのために、英語で湘南学園を紹介するプレゼンテーションを準備してきました。

オーストラリアに行くにあたり、昼休みや中休みを使って約10回ほど行われた準備会。

海外に行くにあたっての注意事項や、持っていくもの・持ち込めないもの、入国審査での英語の受け答えなどを勉強するのと一緒に、子ども達一人ひとりが紹介したい湘南学園の魅力を自分たちで考え、プレゼンのための英語のセリフとスライドで使用する写真を用意しました。

日本でもネイティブの先生に発音や英語の表現をチェックしてもらいながら何度も発表の練習を行い、この日のために一生懸命努力を重ねています。
それでも、『上手に発表できるかな…?』と少し不安な気持ちを抱えながら学校に到着すると、たくさんのナランバ校の子どもたちが、手を振りながら暖かく私たちを歓迎してくれました。

libraryに通していただき、いよいよ歓迎セレモニーの始まりです。
ナランバ校の先生から名札を受け取りながら、この日お世話になるバディの児童と対面します。お互いに少し緊張しながら挨拶をし合い、案内してもらった座席に着きました。先生からのご挨拶に続き、ナランバ校の児童代表の挨拶が終わると、すぐに私たちが発表する番がやってきました。

『Good morning, everyone! Today, we would like to tell you about our school.』
 
6年リーダーの力強い声が、ホールに響きます。
その堂々とした声に勇気をもらいながら、皆の声を合わせて学園歌を歌い上げ、スライドを使った学校紹介へ。
湘南学園が海に近いこと、普段使っている教科書やカバンのこと、お弁当のこと、休み時間の過ごし方や各教室の紹介、学びの森や交歓会について…
私たちが普段過ごしている学園の様子を知ってもらいたいという気持ちを込めて、英語でしっかりと発表をすることができました。
ナランバ校の児童からの暖かい拍手と、素晴らしい発表をありがとう、という現地校の先生の言葉をいただくと、湘南学園生も皆ホッと安心し、やっと緊張が解けて笑顔がこぼれました。




英語で自分たちのことを話せた経験に自信をつけたその後は、バディとのアイスブレイクのアクティビティが続きました。
Kahoot!を使ったクイズでは、オーストラリアについての知識を学びます。
クイズの質問は英語で、選択肢は日本のカタカナで書いてあり、ナランバの児童と湘南学園生のバディ同士が協力しないと正しい答えにたどり着けません。
たくさんの質問に答えながら、最後に上位ランキングが発表されると『やったー‼️』『Yey!!』という歓声が重なって、優勝したバディ同士のガッツポーズが決まりました。
 
Kahoot!で打ち解けた次には、『◯◯な人は誰でしょう?』クイズ。
9月生まれの人はいますか?左利きの人はいますか?などの英語の質問に、教室内を回りながら当てはまる人を探していきます。
質問に合う答えの人を探しながら、たくさんのナランバ校の児童と交流することができました。
 
午前中の授業の最後には、STEMのゲームにも挑戦しました。
Sphero BOLTを、ナランバ州立学校の地図上のゴールに向かって走らせていきます。
グループに分かれ、皆でどのルートを通ればゴールにたどり着けるか、作戦を立てながらiPadで操作していきました。
 
授業体験が終わると、楽しみなランチタイム。libralyの前のスペースで、バディと一緒にサンドイッチなどの軽食をとりながら、楽しく交流をしました。
この頃には最初の挨拶の時にあったような緊張感はすっかり消え、笑顔があふれています。
午後からは屋外でのプログラムですが、また次回のオーストラリアブログに続いていきます。