海は広いな大きいな -3年生海の学校-
3年生の「海の学校」は晴天に恵まれスタートしました。
油壺に到着し、開所式をしました。子どもたちの丁寧で心のこもった挨拶は、とても好感が持てました。
荷物を置いてすぐに海へレッツゴー!
海は風もなく穏やかな表情で子どもたちを迎えてくれました。
波打ち際では、露天商のように小さなテーブルを広げている人が一人。「フーテンの寅さん?」かと思ってしまうほど個性的な風貌でした。すると、その人に中許先生が近づき挨拶をしているではありませんか。
僕が寅さんだと思った人は、「海の学校」のスペシャルゲストのやまだようじさんでした。
やまださんは、NHK『モリゾー・キッコロ森へいこうよ!』にも出演されているナチュラリストです。
二日間に渡って「わくわく生き物不思議教室」を開いてくれます。
一日目は、海岸をビーチコーミングしてフォトフレームを飾り付けるものを拾いました。活動する前に、やまださんが事前に集めておいた浜に打ち上げられた漂流物を、先ほどのテーブル上にまさに露天商のように広げ紹介してくれました。子どもたちに貝の芯を示し、そこに至るまでの変化も貝を使って見せてくれました。その見せ方の ”間” がまた絶妙で、子どもの興味が高くなっていくのが分かりました。貝の芯は箸置きにして使っているそうです。さすがナチュラリスト!時間いっぱいビーチコーミングした後は、拾い集めたものの中から「これはすごいと思うもの、みんなに見せたいもの」を、グループで一つ選び紹介し自慢しました。(笑)
午後はマリンパークを見学し、世界でひとつのフォトフレームを作りあげました。
みんなでお風呂に入り、みんなで夕飯を食べ、みんなで寝ました。
宿から見える海は夜も静かでした。
つづく