ありがとう、たいいく表現まつり

2021年10月12日

 先週の土曜日、見とれるほどの朝焼けでたいいく表現まつりの一日が始まりました。

 「みんなで協力し笑顔で全力を出してがんばろう!」
 はじめの集いで執行委員長が全校へ伝えた、今年度のたいいく表現まつりの目標です。


 1年生の「湘南エイサー」は、唐船ドーイのリズムに乗って一人ひとりが自分を表現していました。2年生の「湘南花笠踊り」は、本場の山形から取り寄せた花笠の大きさに負けない元気いっぱいな踊りでした。3年生の「湘南はねこ」は、両手に持った扇が大きな声とともにダイナミックに回りました。4年生の「湘南七頭舞」は、手作りの剣のさばきと太鼓のリズムに乗った切れのある踊りでした。5年生の「湘南御神楽」は、豊作を願う気持ちが太鼓の音と一体となって大空まで届きました。6年生の「湘南ソーラン」は、子どもたちの大地を踏みしめる音が民舞の新たな歴史を刻みました。


 競技は黄組が優勝しました。勝負事ですから勝敗はつきます。しかし、大切なのは結果に至るまでのプロセスです。僕は民舞も競技も、汗を流して練習から戻ってくる子どもたちの姿を見てきました。「きついよ~」という言葉も幾度となく聞きました。僕の「がんばれ。」の一言より、最後まで頑張り切れる力になったのは、いつも一緒にいる仲間が近くにいたからでしょう。心が折れそうになっても、みんなとならやれる、みんながいるからチャレンジできたのだと思います。だからこそ喜びも悲しみもともに分かち合えるのです。
 今日は子どもたちの気持ちがまっすぐに伝わってきました。
 心を動かされるというのはこういうことだと思いました。
 子どもと子ども、先生たちと子どもたちがひとつになった日でした。
 僕自身も子どもたちの姿に成長させてもらいました。

 おわりの集いの挨拶で「あっという間の時間でした。」と言った瞬間に、心が・・・気持ちが、思いが一杯になり、その後の言葉が飛んでしまいました。ただ、これだけはと思って伝えたかったのが最後の一言です。
 「ありがとう。」