湘南ソーラン今昔

2021年10月7日

 学びの森の柿がたわわに実っています。
 昨日、たいいく表現まつりの予行が行われました。6年生の「湘南ソーラン」のときに音楽が止まってしまうというハプニングがありました。10分ほど待ちましたが、6年生は気持ちを切らすことなく踊り切ってくれました。そこに最上級生としての底力を感じました。予行を終えると、1年生の教室から「どっこいしょ、どっこいしょ!」と、6年生の掛け声を真似る声が聞こえてきました。


 今日は幼稚園児が6年生の踊りを大グラウンドまで見に来てくれました。音楽が始まると砂遊びをしていた手がピタリと止まりました。つぶらな瞳が6年生を一心に見つめています。踊りが始まると一緒に踊り出す子が出始めました。掛け声のところも6年生と幼稚園児の声がひとつになって空高く響いていました。幼稚園の先生も園児と同じ目線で「6年生すごいね。」、「手の向きが恰好いいね。」と声を掛けていました。おそらく、30年以上前の幼稚園から高校生までの合同大運動会の時代は、今日のような光景が風物詩のようにあったことでしょう。6年生演技が終わって、一緒に踊っていた女の子たちに感想を聞いてみました。「楽しかった。」、「波のところがすごかった。」と瞳をキラキラさせて答えてくれました。


 六年生は一番最後におどるのできん張しました。
 六年生が「バシッ」と声を出して最後をしめくくろうといって、いっぱいいっぱいおどりました。前までは一回やるのがすごく時間がかっかたように感じたけれど、本番はすぐ終わってしまったような気がしました。五年たちが「アンコール、アンコール。」と言ってました。
 他の学年の人も六年になったらやりたいと言ってました。だからソーランをやって本当に良かったです。
 

 今から23年前、「湘南ソーラン(当時「南中ソーラン」)」が民舞に導入され、一番最初に踊った男の子が書いた『松ぼっくり』の作文です。(写真も当時のもの)

 秋の空にうろこ雲がうすく広がり、色なき風が渡るようになりました。
 今年もまつりの日が近づいてきました。