ピーター・ヤーロウさん(PPMメンバー)、湘南学園小学校で教育プログラム実施

2015年6月5日

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ピーター・ヤーロウさん(PPMメンバー)、
湘南学園小学校で教育プログラム実施
~湘南学園小学校グローバル教育からの発信~

 1960年代初頭、米国で結成された伝説的フォークソンググループ「ピーターポール&マリー」という存在は、その頃、青春時代を過された団塊の世代やそれに近い方々には、強い印象を持って記憶されているのではないでしょうか。ベトナム反戦への強いメッセージを私もその世代末の一人として感じていました。「風に吹かれて」「パフ」「悲しみのジェットプレイン」など、きっとどこかで聞いた曲であり、ふとメロディが口をついて出てくる方もおいでかもしれません。グループの配置は、右からピーター、ポール、マリーです(残念ながらマリーさんは2009年に亡くなられました)。

 そのPPMのメンバーの一人であるピーター・ヤーロウさんが湘南学園小学校にやってきました。その理由は、ピーターさんが教育にも深い関心をもち、創設し運営に関わる「Operation Respect」(情操教育プログラム)を湘南学園小学校において行うためです。

 ピーターさんのプログラムはどのようなものだったでしょうか。それはいじめ防止を目的とした情操教育プログラム「Dont Laugh at Me」(私を笑わないで)です。背の高い人、低い人。太った人、痩せた人。いろいろな違いを認め合い、人の痛みをからかわないで!と得意のギターにのせて歌います。その歌声は、他者を慈しむ優しさに満ちていました。参加した子どもたちもそのように感じたに違いありません。

 私たちは子どもの尊厳と安全を守り、いじめ、からかい、暴力をなくし、安心できる学びの環境を作ることを求められています。まさしく「異質な他者との対話」を開く教育こそ子どもの権利条約に適う人権教育の基本におかれるものでしょう。グローバル教育の一環としての今回の取り組みは、新たな湘南学園小学校の取り組みとして1ページを飾りました。