「ヤングアメリカンズ」が今年も湘南学園・藤沢にやってきた！
～グローバル・アクティビティプログラム～
　
　「ヤングアメリカンズ（ＹＡ）」とは、一言で表現すると園児・児童・生徒がアメリカの演技者と共につくる「グローバル表現空間」のことといえましょう。取り組んで４年目となる今年は、学事日程の関係もあり、今年度は湘南学園小学校と中学校高等学校から約２００名近くの参加者を得て、藤沢市民会館大ホールにて行うことになりました。

　この日のために、参加する湘南学園の児童・生徒はホームスティで寝食共にしているＹＡの演技者と共に数日間にわたるエクササイズを行い、舞台構成、発声、振り付けなどの身体表現の基本を学び準備を重ねてきました。

　さあ、開幕です。公演は例年にも増して、児童・生徒のエネルギッシュで豊かな表現に彩られ、舞台と客席境は無くなったような一体感が会場全体を覆っていたと感じました。約２時間に及ぶ公演は、出演した児童や生徒にとって大きな宝物をプレゼントしてくれました。

　１つには公演にむけた数日間のグループワーク等を通じて、ＹＡの演技者と児童・生徒の異文化交流を通じて理解が進み、グローバル教育の視点からみても大きな意味を持ったということです。

　２つにはＹＡ公演を自分達の手で豊かな表現空間にしたい！　という一致点で、文化性の高い演劇空間を目指すことができたという自信です。

　そして３つには、公演の舞台において、出演者全員とやり遂げ、舞台と客席が一体化した喜びを体感できた確信です。

　このＹＡを通じて、演技者として参加した児童・生徒、客席から見学した児童・生徒共に、「今を生きる」喜びをこれほど尊いものはないと受け止めれくれたのではないでしょうか。なんと言っても「生きる」という営みは大事業なのですから。