卒業生の眼差しは、しっかりと自分の明日をみつめていた

2016年3月25日

卒業生の眼差しは、しっかりと自分の明日をみつめていた
~2015年度湘南学園小学校修卒業式~
 
 春の花々が咲きそろうこの弥生3月は、人生の中でも「別れ」と「出会い」が交差する月です。卒園式、卒業式、学位授与式などまだ慣れない鶯の鳴き声が聞かれ、桜舞うなか保護者や関係者の皆様が集い、お子様等の門出を祝福する場面は、いつ見ても嬉しく心温まるものです。

 2015年度湘南学園小学校修卒業式が行われました。

 卒業生紹介、学園歌、仲本学園長のお祝いの言葉、そして校長の言葉、来賓紹介と進み、湘南学園小学校の「喜びの歌(在校生)」に続きます。

 

松の緑に かこまれて
今日の喜び さやかに歌う
草木芽吹く 早春に
ここに集いて 旅立ち祝う

 この歌に卒業生は眼を潤ませていました。きっとこの6年間の思い出がめくるめく頭のなかを過ぎっていったのでしょう。

 
 そしてコールへ。5年生からは「人と自然から学んだ」雪の学校を、3年生からは「たくさんの生き物と出会った磯観察」海の学校を、4年生からは「地下水をめぐった 洞窟体験」山の学校を、2年生からは、「子どもの国で見た、羊の毛刈り」体験を、そして1年生からは、「お世話になった六年生 ぼくたち わたしたち こんなに大きくなりました 大好きなうた 『翼をください』をいっしょに歌ってください」へ。

 もう卒業生は感動をどう表現してよいか分からない、そんな風に見えました。別れと出会いのなか、ここ湘南学園小学校を巣立つ子どもたちは、感動の涙を潤ませながらも、それぞれしっかりと「明日」を見つめていたように思えたのは私だけではなかったのではないでしょうか。

 卒業生保護者のお話も胸を打つものでした。「チーム湘南学園」こぞって、卒業生を祝うこの湘南学園小学校修卒業式は、きっと彼等彼女等の胸の中に刻まれる思い出となりましょう。

 *「校長日記」の次回更新は、年度末・新年度対応のため、新学期からになります。