「たいいく表現まつり」最高!

2016年10月10日

ご来園の皆様、今日はありがとうございました。子どもたち一人ひとりのがんばりを目に焼き付け、そして、私の秘めていた想いも爆発しました。
最後の「終わりのつどい」で、私から話したことを掲載します。

【1】「校長の講評」
 皆さん、お疲れ様でした。
 この1ヶ月間、皆さんがうんと頑張ってきたことを知っています。
 今日の「集中力」、力を合わせて創り出そうとする「意気込み」、頑張り・一所懸命さに、心打たれ感動しました。一人ひとりの姿を、目に焼き付けました。皆さんの頑張る姿を見て、私たち大勢の大人が「元気」になりました。

 ご来賓の皆さん・地域の皆さん・保護者の皆さん、湘南学園小学校の子ども達の頑張り、如何でしたでしょうか? <拍手沸き起こる>
 
【2】表現の部では、

★1年生の「湘南 エイサー」
①湘南学園小学校の伝統となっているエイサーを、1年生全員が小さな身体でも大きな声を出し、からだ全身を使って堂々と踊りました。
②最後の「ありがとう」の曲での退場まで、立派でした。上級生の皆さんも、小学1年生の時の自分と重ねて、しっかり見て応援していましたよ。入学して半年ですが、大勢の皆さんの前で堂々と踊って、たいしたものです。
 
★2年生の「湘南 花笠踊り」
①「ハー ヤッショ マカショ」声が良く出ていましたね。26年前から続いています。26年前にも同じように踊ったんだなぁ~と、懐かしくなりましたよ。
②今年は、山形県花笠協議会・(舞踊指導)の会長さんにも来ていただいた様子が10月6日の朝日新聞にも載りました。直接話を聞いたり、一緒に踊りました。本場、山形の「花笠パレード」にも負けないくらい上手な花笠踊りでしたよ。
    
★3年生の「湘南 はねこ」
①「東北への想い」を感じました。地震で被災した地域の方々にも、皆さんの想いが届いたことでしょう。「元気」になって欲しいです。
②「はねこ」は、リズムに乗って踊るのが難しいのです。みんなで心一つになっていました。「扇」の扱いも上手でしたよ。
 
★4年生の「湘南 七頭舞」
①太刀を使っての斬り合い。「ソーレ!」の掛け声。構え・座ったり・立ったり…。日本古来の動きを見せてもらいました。二人一組の斬り合いも見応えがありました。
②昔の時代に引き込まれた感じがしました。見事でした。
 
★5年生の「湘南 御神楽」
①雨乞い・豊作を願う踊りです。太鼓の音だけで舞う踊りですから、大変な踊りです。日本の米作りを支えてきた「農民の願い」が、皆さんの踊りを通して、我々に伝わってきました。
②田植えの踏ん張り、鶏の動き、田んぼを見回している振り、ダイナミック、「ソーレ!」と心からの掛け声にも力強さを感じました。難しい踊りですが、よく頑張りましたね。
 
★6年生の「湘南 南中ソーラン」
①6年生にとっては、小学校生活で最後の踊りです。6年間の踊りの集大成としての南中ソーラン節。「みんなで力を合わせることの大事さ」を、力強い踊りで教えてくれました。グイグイきましたよ。
②一人ひとりが漁民になってのニシン漁。網を引いたり…。背負っているもっこにニシンを入れたり、一つひとつの振りにも意味がありました。そして何より、6年生のお兄さん・お姉さんの漁師としての真剣さ、本気度に心打たれました。最高でした。
 
 「日本の伝統を、日本の良さを子どもたちに伝えたい」と言う想いで、日本の踊り(民舞)に26年間取り組んで参りました。湘南学園小学校の伝統と言うより、『日本の伝統』にチャレンジしています。
 歴史的背景と「振り」の意味を重ね、日本の良さを知り、踊りが身体に染み込んでいきます。今年も子どもたちが立派に、伝統を受け継いでくれました。子どもたちに、もう一度大きな拍手をお願いいたします。 <拍手>
 
【2】運動の部では、
(1)練習の成果が発揮されました。
朝や休み時間、昼休み、夜も自主練をやっていた人が沢山いました。
 「練習する」ということは、とても素晴らしいことで、「できっこない」と思ったことが、練習することによって「できるようになった」のです。大変なことから逃げずに努力したことを、「誇り」に思ってください。
 今日、思うようにいかず「悔しい思い」をした人もいたことでしょう。失敗しても悔しさをバネに乗り越え、自信をつけ、目標に向かって歩んで欲しいと願っています。
 今日、見に来てくださった保護者や来賓の方々は、「できなかった」ことが「できるようになった」「できた」皆さんを見て感動し、たくさんの拍手を送ってくださいました。
 
(2)赤・青・黄 チームで応援する団結力
 「みんなで力を合わせる」と、凄い力になりますね。今年のテーマ「スター」。皆さん、一人ひとりが眩しいほど輝いていましたよ。
縦割りのお兄さん・お姉さんが優しく1年生の手を引っ張ってくれました。上級生が生み出した文化は、知らず知らずのうちに、下級生に引き継がれていきます。
 6年生の「ムカデ競争」。見事でしたね。みんなで協力するということ、最後の最後まで諦めずに頑張る姿。6年生の頑張りを、1年生から5年生までが真剣に見ていました。

 皆さんの取り組み一つひとつが「本校の新たな伝統」となります。今日は、一人ひとりの頑張り、協力する姿を見て、「みんなで一つの行事を創り出す喜び」を感じています。
 今日は、お疲れ様でした。これからの取り組みにも大いに期待しています。
 
(3)来賓・地域・保護者へのお礼として 
 保護者の皆様、子どもたちの頑張りを、親が感じたことを素直に「言葉に出して」、子どもにかえしていただきたいと思います。
 また今日は、早朝からご来臨(らいりん)頂きました来賓の皆様・地域の皆様・そして保護者の皆様、ご協力とご理解、誠にありがとうございました。お疲れ様でした。

これで、私のお話を終わります。