公開研究会 「豊かな学び」を目指して

2016年11月5日

~「書く」ことを通し、ともに育つ~ 研究教科:国語「書くこと」

 公開研究会2016が終わり、ホッとしているところです。公立・私立の先生方、神奈川・東京・千葉の先生、教育関係者など20名以上の方がご参会くださいました。ありがとうございました。
 
 4月より校長になり、校長日記を毎日書き、昨日で120号。今回の「書く」というテーマを自ら実践してきました。私は「書く」ということは正直苦手でした。それでもとにかく「書く」。書いていくうちに何が見えるのかなと信じて書き綴りました。そしてそれは、自分と向き合うことと、相手を理解しようと努力することでした。
 
 朝「おはようございます。」と言って立っているのですが、「昨日はこんなことを書いていたね。」と、6年生から言われたりします。「僕は勉強を頑張るから先生は日記を頑張って」という励ましの言葉も沢山いただいています。

「~先生からの好調日記(校長日記)が私の生命線です。子どもが学校での様子をあまり話してくれないので。」
「~繰り返し書くことで私たちの中に浸透しています。」
と、保護者からメール・手紙もいただくこともあります。
 
 「書く」ことから逃げないことが私のテーマであって、本当に向き合って「書く」ことに挑戦しています。書いていく中で、わかり合えることがあるなぁとも思いました。
 
 今日は朝から授業公開。公開研究会。色々な学年で話し合いながら「書く」ことをテーマに展開しました。その中で、心を打つ授業がいくつかありました。1年生から6年生まで色々な形がある中で、6年生の女の子が自分の殻を破って皆さんにアプローチしている姿を見ました。共感した部分に付箋を貼って、みんなでともに考える授業。ここまで出来るんだなぁ。そして、ぐっと伸びる時期があるなと確認しました。
 
 2時間目の「授業公開」から3時間目の4年あまご組「研究授業」まで、子どもたちの頑張りが見える授業が展開されていました。午後は、参観者とともに「書くこと」について、学び合いました。今年は「書くこと」を研究テーマに学校全体で取り組み、学年会で検討を重ねていましたから、広がりがありました。全クラスの授業を見て回り、先生方と子どもたちの頑張っていた姿が今も目に焼き付いています。