原点は8年前 ~「雪の学校」~

2017年1月19日

 今年で6回目の「雪の学校」を楽しんでいる5年生の様子が学びブログで紹介されています。子どもたちの笑顔がとっても素敵。雪国での生活・体験が充実し、子どもの表情に溢れ出ています。スキー教室から雪の学校(スノーシュー体験・民泊体験…)にして良かったなぁと、学びブログに添付されている写真を何度も見ながらホッとし、嬉しく思います。
 
 転換期の当時は、スキー教室から「雪の学校」に変更するため、代表委員の集まりを開催したり、新5年生の親に集まってもらいプレゼンをするなど、色々な方から話を伺いました。プレゼンを行った後は、先生方や親からの意見も吸い上げ、PART5まで文書を出し続けて教員会議で議論し続け、2年かかりました。紐解いてみると、第1回目の「雪の学校」は2012年1月なので、今の高校1年生が最初です。
 
 冬の学校体験として宿泊行事の見直しにいたったのは、2009年7月のこと。当時私は、特活担当として2010年2月に福島県裏磐梯へ。2011年1月は特活主任として新潟県十日町松代に下見に行くなど、この2年間は「雪国の体験・冬の体験学習」のことしか頭にありませんでした。家族旅行も雪国。長野の野沢温泉村から新潟の十日町付近を車でウロウロし、5月のGWにも家族旅行を野沢温泉村にした時には、流石に猛反対にあいましたが強行し、新潟まで移動したことを思い出します。
 
<下見で感じたことを書き綴っていた当時の資料を見返してみました。>

 今回の下見を通して、「雪の力」を実感しました。子どもは「雪」があるだけで遊び、わくわくして友達とも関わり、遊びを発見することがわかりました。
 雪だるまを作っている子ども。ソリを楽しんでいる子ども。友達と雪の上をゴロゴロと転がっている子どもなど、時間がある限り積極的に雪遊びを楽しむ姿が印象的でした。
 豪雪地帯の生活は、湘南の子どもたちにとっては刺激的であり、ワープしたような感覚になり、多くのことを吸収し成長できるので、豊かな学びにつながると思います。

 また「雪に関わる体験をする場」として、冬の宿泊学習を以下の3点に捉え直しました。
①仲間づくり、地域の方との触れあい、雪体験をすることでの人と人との繋がりや仲間づくりに広げていきたいこと。
②生涯スポーツとしてのスキーがクローズアップされていた時代から、現在は多種多様なスポーツを楽しめる時代へと移り変わってきていること。
③雪体験をさせたい、雪体験は貴重であること。
 
名称について最終まで残ったのは、「雪国体験教室」「雪の学校」の2パターン。また、民泊体験も実施までにいくつものハードルがありましたが、今では当たり前のように実施できていますので安心しました。
 
 さぁ、今日は家族の一員としての『民泊』体験。人と人とが積極的につながってほしいので期待しています。