交歓会2017 ~親子動物園~

2017年4月26日

 今年の「交歓会2017」は、お天気に恵まれ楽しい時間となりました。

 交歓会は、新入生の1年生を全校児童で歓迎する(お迎えする)伝統行事で、昭和10年から幼稚園児と小学生全員で行われていたとの記録があります。1年生は、初めての「交歓会」。6年生にとっては、最後の「交歓会」となりました。

 昨日私は、早朝5時過ぎから西浜海岸を見に行き、安全を確認しました。海を見ながら「今日はできる」と嬉しく思いホッと安堵。学校までの道中、早朝からジョギングをしている保護者や卒業生、犬と散歩をしている保護者の何人かにも会って、挨拶を交わしながら期待が高まりました。

 担当の先生が朝7時から海まで自転車やトラックで出掛け、荷物を置いて準備をしてくれ、教頭先生も荷物番をしながら、皆さんのことを海で待ってくれていました。

 学校では、小グラウンドで開会式。校長の話、執行委員、エコスクール委員の話と続きます。海まで縦割り班で、手を繋ぎ出発。私とカメラを持った前川先生、警備員さんも正門に立ち、一人ひとりの顔を見ながら声を掛けました。上級生が下級生の手を引いて、道案内している姿に逞しさを感じました。

 今年のテーマは「親子動物園」。江ノ島をバックに親子の動物が計36体並んだのですから、圧巻でした。

 一日経って、今朝は子どもたちへのメッセージを模造紙に書いて掲示し、朝から声を掛けました。「大変だった」「疲れたけど頑張ったよ」と言う声と「作品を見てくれましたか」という反応が多くありました。

 1時間目に校舎内を回ると、作文を書いているクラスもあります。「思ったこと、感じたことなど、その時どう感じたのか、気持ちを書くといいですよ」など、アドバイスを受けて書いていました。この後、作文を見せてもらうことになっていますので、今から楽しみです。


 最後に、開会式で話したことを掲載します。

 みなさん、おはようございます。(児童:おはようございます。)

 今日は、交歓会です。

 交歓会は、新1年生をお出迎えする4月の学校行事です。ピカピカの1年生をみんなで温かくお迎えしましょう。

 また交歓会は、昭和10年から本校で行われている「伝統」のある行事です。当時は、小グラウンドが砂場でしたから、幼稚園児と小学生の皆さんが一緒になって、軍艦を2基つくって、競いあっていたようです。
 昭和11年には「砂の造形」作品という言葉が出てきています。戦争が終わり、それからは「砂の芸術」として、色々な作品をつくったようです。

 今日は、「親子動物園」。
「親」という字は、木の上に立って見る、と書きます。親は、いつも子どものことを思っています。どこにいても温かく見守っています。そのことも作品で表現されるのでしょうね。今日のキーワードは2つ。「親子」と「協力」です。

「協力」という字を見てください。「協」という漢字は、力が3つ書かれています。力が合わさると、大きな「力」なりますね。今日は、縦割りで皆さんで小さい力を合わせて大きな力(パワー)に変えて、作品づくりに取り組んでくださいね。小さい力が合わさることで、大きな力に変化しますね。

では、お兄さん・お姉さん、1年生をよろしくお願いします。