2学期 終業式 ~続ける~

2017年12月20日

 今日は、2学期最後の日「終業式」です。2学期は「たいいく表現まつり」「音楽会」と大きな行事が2つあり、気温も暑い9月から寒い12月へと変化する時期です。子どもたちは大忙しであったでしょう。2学期最後の今日までよく頑張りました。この2学期、まず、学校に通って来た自分を、褒めてほしいと思います。そして、一所懸命に取り組んだことを頭に浮かべ、自分で自分をうんと褒めてください。
 
 終業式で話したことをいくつかお話したいと思います。

 一つめは、干支(えと)のお話です。2017年は、酉年でした。「にわとり」は、明け方に「コケコッコ~」と新年一番に鳴く鳥です。2017年の始まりに、にわとりのように早起きを心掛け「早寝・早起き・朝ご飯」で健康的な生活を送りましょうと呼びかけましたが、この1年、早起きで行動している子どもたちが沢山いたことを嬉しく思っています。

 また酉年には、①「行動力があり、積極的」②「親切で世話好きである」という縁起の良い意味がありました。酉年の終わりも見えてきましたので、「行動力があり、積極的」に、やり残したことがあれば、早速、今日から行動し、積極的に取りかかるのも良いでしょう。そして、家族やお年寄りにも優しく親切に接する心を忘れないように再確認したいものです。
 

 2つめは、朝の登校指導のお話です。
 2学期から保護者の皆様に「朝の登校指導」をお願いしました。朝早くから皆さんが安全に学校へ通えるようにと、登校指導をしてくださいました。仕事に行く前に立ってくださったお父さんやお母さんもいたはずです。寒い日や雨の日は、特に大変だったことと思います。

 実は、保護者からこんなお手紙をいただきました。
「朝の見守り当番をしました。小田急線より圧倒的に利用者が少なく、江ノ電は知らない子ばっかりでしたが『おはようございます』と挨拶したら、意外と沢山返ってきて、ニコニコしている子が多かったのが印象的で、正直驚きました。」と書かれており、感謝するとともに温かい気持ちになりました。
 
 またこの2学期は、6年生の水越くんと一緒に毎朝ピロティに立ちました。「1学期は続けることができなかったから、今度は、続けてみる」と言って、暑い日・寒い日・そして雨の日も「朝の挨拶」を続けた水越くんです。その水越くんの姿を見て、下級生が時々マネをしていました。「続ける」とは、地味な取り組みです。水越くんの「小さな勇気」を毎日感じていた私です。皆さんは、どう感じていたのでしょう。
 

 3つめは、冬休みのお話です。

 明日から冬休みに入ります。子どもたちに伝えた冬休みの過ごし方について触れます。

①学校の宿題や生活面でも事前に計画を立て、きちんと実行する力を育む良い機会です。

②「終わりよければ全て良し」ということわざがあります。物事は、最後の結果がとても大切であり、初めのきっかけや途中の経過は、問題ではない、ということ。今年のまとめをしっかりやりましょう。

③「1年の計は元旦にあり」ということわざもあります。何事も最初に準備をすることが大切であり、初めの計画ができていないと物事はうまくいかないという意味です。冬休みで出来る準備をしっかりとし、2018年を有意義な年にしましょう。

④年末年始の「伝統文化」に参加しましょう。冬休みは、多くの伝統文化に触れることができる絶好のチャンスです。おせち料理を一緒に作ったり味わったり、初詣、書き初め、凧揚げ、コマまわしなどにも積極的に参加し、古き良き学びをしましょう。

⑤人と会う機会が多くなります。「挨拶は先にするが勝ち」、心を込めた挨拶をしましょう。

⑥年末年始は様々なイベントがあるので、不規則な生活になりがちです。「早寝・早起き・朝ご飯」で勉強は午前中にしましょう。そして「家庭生活を充実」させましょう。

⑦この1年を反省し、新しい年への希望を持つこの時期に、家庭での役割として、お手伝いを毎日一つ必ずやってください。

 繰り返しになりますが、2学期最後の今日まで子どもたちは本当によく頑張りました。冬休みは、交通事故などに遭わないように、じっくり落ち着いた行動をしてください。1月10日(水)に3学期が始まります。元気な姿で逢える日を楽しみにしています。
 

 2017年も残すところあとわずか。今年一年お世話になった皆様、あたたかいご支援、本当にありがとうございました。この場をおかりいたしまして、厚く御礼申し上げます。来たる2018年も教職員一同、より良い教育活動を行うべく精進してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えください。