始業式2018 ~自分なりの夢・目標を持ち実行する~

2018年4月6日

 2018年度も校長を務めさせていただきます河本洋子です。よろしくお願いいたします。

 今朝は、4時過ぎに目が覚めましたから、朝を有意義に過ごすことができました。「準備が全て」という名言が頭にあり、朝から活動するのが私の生活スタイルです。
 
 朝7時からその日に浮かんだことを毛筆で書きました。模造紙を掲示しようと外に出ると、子どもたちの元気な声がピロティにこだましています。「おはようございます」と元気な挨拶を交わした瞬間、2018年度のスタートを意識しました。19日間の春休みを終え、久し振りの学校です。外から職員室を覗き込んだり、ベンチに座ったり立ったり、お友達と会話しながら笑顔が溢れています。「やっぱり、学校って良いな」とつぶやいた新2年生もいました。
 
 その後小ホールに移動して、新しいクラスで並び、ピアノ曲に合わせて歌いました。ドキドキの中にも気持ちよい歌声がホール中に響きわたり、不思議なほど優しい気持ちになっていきます。子どもたちも居心地が良さそうです。
 
 始業式が始まり「校長からの話」。始業式の目標2点を意識して
①進級を喜び合い、新学年の目当てを持って学校生活のスタートを切ること。
②大勢で集まった時にも「最後まで集中して話を聞くこと」を伝え、本題へ。
 
 今日は、一年の始まりの日ですから、「無限の可能性」がある子どもたちに「自分の心から湧き出る自分なりの夢・目標・希望」に気づいてほしいので、ある小学生の作文を紹介しました。

それはアメリカのメジャーリーグで活躍しているイチロー選手の小学校の卒業作文の一部です。彼は、この時に、一日にどのくらい練習をしなければならないかをしっかりと決め、ずっと実行したそうです。「夢」に向かって挑戦し、自分の目標を超える新たな未来を踏み出した人がイチローさんで「やる気スイッチがオン」になったことも付け加えました。
 
 スポーツ選手を例にして、イチロー選手を取り上げ、なぜイチロー選手が凄いのかということを伝えることで、「1歩前へ」進めると考えました。子どもたちが自分の目標を立て、それから進む1歩として落とし込んでほしいと願います。
 
2つめは、湘南学園が今年85周年を迎える話です。
<2018年度 今年の学校目標>を話し、豊かな学力をめざして、「85年の伝統を引き継ぎ、進化できる学校づくり」の展開をしていきますと宣言しました。豊かな学力をつけるために、85年の伝統を背負いながらも新しいことへのチャレンジを先生方もして、前へ進める覚悟です。

 昨年度を振り返り、「主体的に」学習に取り組める子として、お勉強・運動・学校行事全てにおいて、自分からやること。そして「元気にあいさつ」できる子の話をしました。あいさつをする時に、先生の目と皆さんの目を合わせてからあいさつをする立派な人もいることを褒め、「目と目を合わせてのあいさつを心がけてやってみましょう」と結びました。皆さんの「良いところ」をたくさん見つけて、褒めて伸ばしていく2018年度とします。
 
 その後、校舎内を回ると、アフタースクールでコマ回しをしていた新1年生から「校長先生、明日の入学式に来てね」と言われ「はい、わかりました」と即答しました。笑っていたのは大人だけ。その場に、新鮮な空気が流れていることはまちがいありません。明日の入学式で新1年生にお目にかかれることを、教職員と児童全員で今から楽しみにしています。