ご入学おめでとうございます

2018年4月7日

 今日は、待ちに待った「入学式」です。正門から並べられたチューリップの数々が、色鮮やかに眩しく感じる朝でした。昨夜の嵐が嘘のように、朝からお天気も味方をしてくれたので、安心して式典に臨むことができました。

 入学式の今日が、どんなに大事な記念日であるのかを在校生の子どもたちもわかっているようです。朝から、1年生のお話をしてくれる子どもが何人もいました。
「入学式の前におけがしちゃった1年生に、声をかけてあげようと思っているの。校長先生も見つけたら声をかけてね。」
と、3年生の女の子から。
 早速、その子を見つけたので、お子さまとご両親にも声を掛けたところ、
「情報のキャッチの早さに驚きました」
「優しいお子さんがいるのですね」
とお言葉をいただきました。

「教えてくれてありがとう」と、感謝しています。
 
 特に、今日は「特別な日」。「一人ひとりをしっかり見て、声を掛けていこう」と教職員で確認し合いました。私は着物でしたから、凜としながらもゆっくり丁寧な仕草で、子どもたちと挨拶を交わすことを心掛けてみました。「先生、着物見せて」と子どもが近くに寄ってくるので、目と目を見ての挨拶も大成功。思わずニッコリ。
 
 入学式の会場であるアリーナでは、朝から子どもたちの元気な歌声が響いていました。来賓の方から、
「子どもたちののびのびとした歌声で、我々大人がたくさんの『勇気』『希望』をいただけます」「今日の歌声も素晴らしいなぁ」と、話してくださいました。子どもたちに感謝しお顔を見ながら、来賓の方を席までご案内しました。

 会場の皆さまが見守る中、1年生と6年生が手を繋いで入場。大好きな場面です。お世話をしている新6年生の姿が頼もしく、誇らしく、いつにも増してとても大きく見えるので、何だか嬉しくなりました。
「僕たちも1年生の時にやってもらったように、今度はやってあげたい」と、話してくれた6年生が浮かびました。
 
 学園歌、山田学園長からのお祝いのお言葉、そして校長の話と続きます。

 1年生の前に立ち、全体を見ながら「みなさん、おめでとうございます!」と、元気に伝えたものの緊張していたのでしょうか。お返事が聞こえなかったので、もう一度声を掛けてみました。今度は大丈夫。「ありがとうございます」のかわいらしいお返事で、思わず笑顔になり、会場がほっこりしたように感じました。一人ひとりのお顔をよく見ると、緊張しながらも張り切っている様子がみてとれました。目がキラキラして輝いています。
 
 最後に私からのお願いは1つ。「早寝・早起き・朝ご飯」を食べてくること。そして、2年生から6年生のお兄さん・お姉さんに向かって、「1年生のこと、よろしくお願いいたしますね」と伝えると、「はあい」という大きな声が予想以上にかえってきたのです。「安心」したのは勿論のこと、良い子たちばかりで嬉しくなりました。

 「おめでとうございます」のコールが続き、歌声も響き、みんなで祝福した入学式となりました。
 
 まずは、学校に行くことも楽しんでいただきたいです。不安を「安心」に変えることを、みんなでやっていきましょう。
 月曜日の朝、ピロティで待っています。